子ども第一義の実践

私たちは住む場所を換えたり暮らしが変わると古くなり、新しくなるものです。むかしの常識だったものが別のものになり、意識が変化することで記憶が修正されていきます。何が同じで何が違っているかを脳と記憶が補正していきます。これは身体のことも同じです。

若い頃にできていたことが、老いと共にできなくなってきます。それは知識や経験ができてできなくなることもありますが、体力や気力が衰退することでできなくなることもあります。つまりいつまでも同じことはできないのです。

なので、体も微調整しながら同じことを続けます。同じことをやるには、同じことをしていてはできず同じようにするために絶えず創意工夫や修正を続けているということです。

自分のいる環境が変わるというのは、その置かれた環境の中でどう取り組むかということが試されていきます。例えば都市でやっていることと田舎でやっていることは変わります。同じことをやっているようでも、環境が異なりますから大きな修正が必要になります。

目的が同じであれば、本来は同じことが起きるように観えますが見た目もやっていることも変わっているように見えてしまいます。しかしよくよく観察すると、やっていることは異なっても目指している目的や本質が同質であるということはよくあることです。

それくらい人は環境と実践は結ばれているということです。

人生は自分が望もうが望んでいまいが運命のお導きによって場を換えられるものです。それでも目的や志を変えずに同じ夢や希望に生きるのなら自分を変えていくことでそれを保つことができます。

諦めないからこそ自分が変わり、同じ目的を成就するために挑戦していくのです。

一期一会の人生の中で、なぜ今、ここに居てこれをやるのかはお導きによるものです。そしてそこには至純の思いや、至誠の実践が織りなしているのは経過を観察することで思い出します。

記憶を補正しながら気づくのは、自分が変わっていったという足跡と実感です。

変わることは変わらないこと。

大切なもののために変わること。

引き続き、日々の挑戦を味わいながら子ども第一義の実践に努めていきたいと思います。