懐かしい風景、心のふるさと

昨日は、3年前に甦生した古民家和楽で銀杏拾いをみんなで味わいました。今年も色々な異常気象や台風などの被害も受けてだいぶ枝が落ちたりと収穫が心配でしたが全く関係がないほどに大量に収穫をすることができました。

とても数人で食べられる量ではなく、親しい仲間たちにお声掛けしたら平日にも関わらず大勢来てくれました。みんなで銀杏を拾い、土間のある洗い場で汚れを落とし、備長炭で焼いてその場で和気あいあいと一緒に食べる。こんな仕合せが果たしてあるでしょうか。うちの烏骨鶏のなびきも参加して、よく懐いているのでみんなに愛されていました。

懐かしい風景は、心のふるさとです。

私たちは、この懐かしい風景という心の豊かさを知っています。それは長い歳月、魂や遺伝子レベルで記憶されてきたものです。その豊かさは、いのちの喜びです。

ちょうどスリランカからの来客もあり、一緒に日本での暮らしフルネスを体験していただきました。国籍国境問わず、老若男女問わず、みんな自然と一緒一体になって恵みに感謝して生きる場は心のふるさとを感じるものです。

もうどれくらいの歳月、私たちは地球でこの喜びを味わってきたのでしょうか。一つの木が与えてくれる恩恵をどれくらい感じてきたのでしょうか。

銀杏の木は、私達よりも長生きでこれから私が死んでも生き続けて残ります。そしてその木の下で喜び合う私たちを観守ってくださっています。

古民家甦生の前に蔦がまいて枯死し、伐採される危機にもありましたがそれを乗り越えて今があります。一生は、人も木も色々あるものです。そうやって生きる旅の道中で仲間たちと和来いあい慈しみ過ごせる時間を子どもたちにも伝承していきたいと思います。

実践を通して、徳を磨いていきたいと思います。