昨日は、無事に英彦山守静坊でのサクラ祭りが開催されました。一期一会に集まり、それぞれにご先祖様や故人、また桜や場との邂逅がありました。時代が変わっても、いつまでも大切な初心を失わない暮らしを繋いでいくことに仕合せを感じました。
人のご縁というのは不思議なもので、人生の中でめぐり逢い重なります。まるで旅のように道を歩んでいるときにところどころで出会います。みんなそれぞれに歩いていて、お互いに惹かれ合いひと時を一緒に過ごします。
歩いているのが自分なのか、歩かされているのが自分なのか、あるいは一緒に歩き続けているのかはわかりません。目に映るあらゆる光景や舞台、場は記憶としていつまでも心に宿ります。
今朝がた、供養した存在が夢に出てきました。思い出したことで身近に感じました。道は夢の中、心の中、現実の中に存在していてそのご縁もまたあらゆるもので結ばれ続けていきます。
この世での役割、あの世での役割、全体での役割と人は生き、ご縁に活かされます。
この3年間、守静坊の枝垂れ桜と共に歩んできましたが桜の一年は人の一生のようです。毎年、花を咲かせていきますが巡りをいつまでもループしていきます。ループして重なり合うことで遠くへと旅をします。
螺旋の循環というのは、道そのものでありその道筋はご縁そのものです。
また来年、あるいは数百年後、もっと先に出会うご縁がある。
徳に感謝して、お互いに尊重しあいながらそれぞれの道を歩んでいきたいと思います。