昨日、一年間一緒に関わってきた高校のクラスで一円対話を見学してきました。一年間をかけてじっくりと協働や協力、そして生き方を学び合い成長した様子に嬉しく有難い気持ちになりました。
そもそもアクティブラーニングという学びにおいても、それは学び方とかやり方とかの方を語られますが実際はその生き方が変わらなければそれはただの方法論の一つになってしまうものです。
見た目をそれっぽく繕っても、そもそもの根底にあるものを根本的に転換しなければ変わったとは言えません。その変化とは、それまでの自分の思い込みや考え方、価値観に影響を及ぼす生き方の転換を意味するのです。
生き方の転換ができてはじめて方法論は活きてきます。能動的学びや主体性などというものは「生き方」の方が変わっているからできるのであって生き方が変わっていないければそれは表面的だけの変化であって真底から変わったわけではないからです。
この生き方の転換とは、何度も何度も素直にその本質や根本から気づき反省し学び直す中で培われていくものです。この一円対話を通して、お互いから学び直し、お互いを磨き直す中で今での知識をすべて忘れ去って新しい智慧が入ってくるのです。
人間は知識を持つことで様々な固定概念を持つようになります。それを思い込みや刷り込みと私は呼びます。そういうものを削り取って真っさらにしていく、それを磨き直してゼロにしていく、そういう学びがあってこそ初めて人は価値観の転換ができ、生き方の改善ができ、まさに心の持ち方を学ぶように思うのです。
心の持ち方や考え方を換えることは、生き方を学び直すことです。
引き続き、私たちが弘める一円観、一円対話、聴福人を通して自分らしく生きられ、生き方を改善し、楽しく活き活きと協力して味わえる学びのよろこび、そして道をつなげていきたいと思います。
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「方法」だけ変えようとするのは、「結果」への焦りがあるのでしょう。しかし、いくら新しいノウハウを学んでも、いくら面白い方法を思いついても、結局、「生き方」が変わらなければ一緒です。この「変える」というのは、具体的には「捨てる」ということです。「都合のいいところだけ部分的に変えようと思っている」程度では、何も変わりません。これは「覚悟と勇気の問題」でもあるでしょう。
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同じ学校でも一円対話を一年間していたかどうかでまるで違う生徒たちを見たようです。経験した分、確実に積み重なり自分たちの言葉で話しているのを見ると感慨深くなります。高校生を通して一円対話の持つ魅力と彼らのような学び合いの大事さを感じました。自分自身も表面だけになっていないか自問し、もっと一円対話を深めていきたいと思います。
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それぞれ誰もが個性的で、誰もがそのクラスに欠かせない持ち味が光っているように観えてこちらも誇らしいような気持ちになりました。それぞれが主人公になり、このクラスをどうしていきたいか、自分はどう生きていくのか、それを最初に共有して握り合った時点で、ただのクラスからチームに生まれ変わったのかもしれません。自分自身も『トゥワイス・ボーン』日々に新たに生まれ変わっていきたいと思います。
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高校生を見て、自分たちのチームワークの心にも何か影響を受けているように感じます。仲良くなりたい、楽しく過ごしたい。誰もが思っているその初心を初心のままに語っている高校生と、それを見守る高校生の聴福人。あの姿からもらった勇気や元気は計り知れません。自分たちも心のままに、思いやり会える仲間でありたいと思います。