地球が自転を已まず、宇宙が公転を已まないように、万物は進んで已むことがありません。同じように観えたとしても、常に変化し続けるのが世の中の理です。人はあの時、こうすればよかったとか、なぜああだったのかと時折後悔をすることもありますが、それもまた已むことはありません。
ご縁には出会いと別れがありますが、それは自分でどうにかできるようなものではありません。道中にある人に出会い、その人から学び、そして去っていく、そういうことを繰り返しながら人は成長を続けていきます。
以前、メンターから「錆びない関係」という話をお聴きすることができました。この錆びるというのは、健康で例えれば人間の体は鉄でできていますから酸化していくと錆びてきます。これを科学的には活性酸素といいますが、それによって錆びて朽ちていきます。健康な体を維持するには、抗酸化力をつけて錆びないようにバランスの善い食事や運動などをしていくことで錆びにくくなるといいます。
これを関係で例えれば、錆びないというのはお互い学び続けて成長を続けいつまでも新鮮なままでいられるということです。どちらも受け身にはならず、お互いに主体的に一緒に生き、一緒に暮らし、同じ目的を共有して自分を磨くことを怠らない。そして磨き合いながら切磋琢磨し、お互いの夢や信条に向かって協力し合うことができるということでもあります。
錆びない関係とは、常に磨き合える関係であり、どちらかだけが学ぶ関係ではなくお互いにお互いから学び合う関係をいつまでも維持しているということです。
メンターの「錆びない関係」という言葉は、学び続けて已まない、一向に成長意欲が衰えず、真摯に夢に向かって精進し続けているという励ましの言葉であったのでしょう。
私の場合はいつも後からメンターの言葉の価値や意味が理解できてきますからいつも時間差があります。一緒に歩み一緒に生きていく関係があるということの仕合せはご縁の感謝であり、それは無二の幸福を与えてくれます。
人間にとっての出会いと別れは、ご縁に由ります。
私は私のままで、自分の道を歩み切ったと過去に感謝し未来に感謝し今に感謝できるように謙虚に歩みを強くして前へと進みだしていきたいと思います。
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一人ひとりの人生はそれぞれです。たとえ同じ職場に居ても、人生の目的と使命はそれぞれです。そのように、それぞれでありながら、一時期、道を共に歩むことができるというところに、不思議なご縁というものがあります。したがって、自分に都合のいい相手を望むのではなく、ご縁を生かし合う努力をこそ学ばなければなりません。錆びさせてはもったいないご縁を生かし合いたいものです。
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いつも同じだったらマンネリ化してしまうかもしれませんが、常に何かあり刺激的だと飽きることはありません。その中でお互いに目的を持ち、同じ方向を向いている時、一緒に励ましあえるのだと感じます。共に磨きあう一員であれるよう、精進していきたいと思います。
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それぞれの人生があり、それぞれの性格があり、それぞれの今がある中で、こうやっていま一緒に働くことができているということは大変に貴重なことであり、面白いことであることを感じました。お互いを尊重し、傾聴し、共感し、受容し、感謝しあう関係の中で、どこまで一緒にいられるかはまた分からないものですが、一緒にいられる時間を当たり前と思わず、お互いに学びあい、感謝しあい、過ごしていきたいと思います。
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年齢を重ねるほどに体も心も固くなってきやすいのが人間なのかもしれませんが、生涯学び続けていこうとするにはしなやかであり続ける必要があるのだと思います。錆びるほどに動きは鈍くなり固くなる、そうならないよう日々自分自身の心の手入れを怠らずに、初心や本心のままに臨んでいきたいと思います。