縁が続く

昨日はまちづくりの講演会を聴福庵で開催しましたが、とても不思議なご縁に包まれた一日になりました。昼からの縁日もまた、会いたい人に出会えたり、これから大切な仲間になる方になるだろうという人に出会えました。

まちづくりにおいては、講師から「観光のためにやるのではなく地元の人たちや故郷の人たちのために観光を活かせばいい」というお話がありました。確かに地域の人たちが楽しんでいないものは長続きすることはなく、あくまで地域活性化というものは地域の人たちの智慧と暮らしが集積して顕現するものであることを改めて学び直しました。

さらに縁日では、子どもたちがたくさん来てくれると急にその場が明るくなり街道筋の雰囲気もガラリと変わる体験をしました。

子どもがいることが私たちの仕合せであり、子どもを中心に周りの大人たちがつながっていく様子に本来のコミュニティの在り方を見直すいい体験になりました。

はじめてご縁が結ばれていくとき、それは数が多ければいいわけではありません。お互いに思いが共有できたり、共感できたり、そして体験を共にすることによってそのご縁が発展していきます。

ご縁を大切にするというのは、一つ一つの起きてきた出来事の意味を大切に味わい感じ取りその一つ一つを丁寧につなげていくということです。

伝統が今に残のもまた、このご縁を結んできた先人たちがいてくださったからです。その今に残ったものをまた次世代へと結んでいくことが今を生きる私たちの大切な使命です。

引き続き、本日もまちづくりとこども縁日を開催しますが子どもたちに譲り遺していきたい生き方を実践していきたいと思います。

  1. コメント

    「観光のためのまちづくり」か「まちづくりのための観光である」のかは、まったく違うことです。経営が成り立つと、説得力を持ち、理屈が通ってしまいますが、「主従を間違えないよう」にしなければなりません。「ビジネス論」に負けないように、「何のためにするのか?!」「本来どちらが主なのか?!」これがすり替わってしまわないように注意したいと思います。

  2. コメント

    これまでにこれだけ縁日について考えたことがあるだろうかと思うほど、考えさせられるものがありました。自ら求めるような働きかけがいろいろな方との繋がりとなり、また新たな縁を結んでいく不思議な体験を感じました。この街をどうしていきたいかと様々なアイデアを出し話し合うことでまた、親しみを感じ、人との縁もそうですが街との縁というものも感じます。縁を紡いでいくような生き方を大切にしていきたいと思います。

  3. コメント

    「地域の人たちの負担や犠牲になるようなまちづくりは定着しない」というのは何事にも通じるものがあることを感じました。同じことを行っても、意識や姿勢によって楽しむこともあれば負担と感じることもありえるように思います。園の先生方と一緒に取り組んでいる「えんづくり」もまた、そもそも皆がイキイキと生き働くことができる仕組みだからこそ、共に楽しんで臨んでいきたいと思います。

  4. コメント

    最初から多くの人を呼べるわけではなく、今までの積み重ねが今にあることを思うと、新たに始めるものこそ、その道の始まりと重なりをこれからたくさん味わえることなのだと感じます。人はだれしもが、自分の生まれた町や住んでいる街に親しみを持っていて、そして誇りを持ちたがっているのだということも、改めてワークショップを通じて感じました。私の住んでいる街に対する気持ちもまた深まり、自分自身も自分の場所で何かを始めたいという気持ちが湧いてきました。今、地域で地域の子どもたちを見守る街づくりということで保育園の行事を拡げていこうと父親たちで動いていますが、そこもまた、初めての取り組みとなるため、無理せず、大きくを求めず、ご縁を辿っていきたいと思います。

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