めぐり合わせ

人生はいろいろなめぐり合わせによって歩む方向が変わっていきます。これは川に浮かんだ紅葉のように様々なめぐり合わせで留まったり遠くまで流れ着いたりしていくのに似ています。

このめぐり合わせというものは、一つの運ですがそれはずっと以前からつながっているご縁であったり、一つ一つの日々の選択が集積して組み合わさり常に変化を已みません。人間にはそれぞれ宿命というものもあり、避けられない出来事との出会いというものもあります。それは時折、事故であったり災害であったりといろいろとあります。

不運と思えるようなことであっても時間が経てばそれは実は幸福であったり、その逆に幸運だと思っていたことが不幸であったりそれも時間の経過で観えてくるものです。失うものがあれば得るものがあり、得るものがあれば失うものもある、それを差し替えながら歩んでいきます。

どちらにしても私たちはそこから体験し学ぶことで成長していきます。どんなに幸運不運、幸不幸があってもそこに学びまた次のめぐり合わせへと向かいます。どんなめぐり合わせがあったとしてもそれは奇跡的に発生したことであり、そのこと自体が仕合せということになります。

この仕合せというものは、めぐり合わせのことでこの世で出会った一期一会のご縁のことです。

今の自分があるのは、そのめぐり合わせによって存在し、自分を自覚できるのもまたその仕合せによって今があることに気づくからです。

ご縁を大切にという言葉もありますが、なぜご縁を大切にする必要があるのか、それは人生は仕合せによって出来上がっているからに他なりません。二度とない人生、二度とないご縁、二度とない仕合せ、そういうものを大切にしているか、めぐり合わせを思うときそれを省みると有難い気持ちに包まれます。

どんな仕合せがくるのか、ワクワクドキドキしながら悲喜交々と味わいながら丁寧に歩んでいきたいと思います。

  1. コメント

    出会った頃はこんなにも関係が深まるとは思っていなかった縁もあれば、気がつけば疎遠になってしまった縁もあり不思議なものです。ただきっとお互いにとって必要だからこそ出会えたと思うと、これからどうなっていくかは自分次第なところもあるのだと思います。待つだけでなく求めていく事も大切にしていきたいと思います。

  2. コメント

    「自分の都合」で考えると、「めぐり合わせ」の価値がいろいろ変わってしまいますが、その背後に、もっと大きな見守りの力が働いていると思うと、すべては有難い仕組みの中に生かされているようです。それは「導き」といってもいいでしょう。その導きに従って、「我」を出さず素直に生きられるようでありたいと思います。

  3. コメント

    ご縁は結んでいくものではなく既に結ばれているもの、そう思うとどのような出逢いもまた安心でもあり、いかに強く結んでいけるかは、人間にとって最幸の「あるものいかし」なのかもしれません。ミマモリングや聴福人という生き方を通して、日々にいただいているご縁を強く強く結びいかしていきたいと思います。

  4. コメント

    ご縁の意味は自分自身で選んでいては味わうことも感じることも難しいもの。自分の感じるご縁が、どちら都合か。そこの積み重ねが不自然を生むのかなと自分をみていて感じます。しかし、そんな時ですらご縁はすでに存在するのだから、気づいた時は選ばずにご縁の流れに身を委ねたいと思います。

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