人は生き方が仕事に出てくるものです。終わらせるように仕事をする人と、次につながるような仕事をする人がいます。前者は、終わらせることが目的ですからとにかく与えられたことを終わらせれば納得します。しかし後者は次につなげることが仕事ですから次につながるように常に課題を発掘しては踏み込んでいくものです。
そもそも仕事に終わりというものはありません、同じく学問にも終わりは有りません。学校のテストや受験、期限があるものをこなすようなものならば終わりはありますが人生や仕事には終わりは設定することはできません。
ひとつの節目としてここまでというものはありますが、本来の目的はまったく終わっておらずさらに発展し繁栄させていくために終わりなき挑戦を続けていかなければなりません。
言い換えるのなら、終わらないけれど終わらせる人がいるということです。終わりというのは次のはじまりですから、ひとつ終われば次のことが同時にはじまっているのです。
終わることを目的にするか、それとも本当の目的を目的にするか、そこに生き方が出てきます。何のためにそれをするのかとそれを握っているのなら終わることはありません。先に手放してしまうのはそれが他人事になってしまい自分ごとではなくなってしまうからかもしれません。
もしも自分の人生であれば終わらないのだから手放すわけにはいきません。しかし他人事ならばそれは自分のことではないのだから手放したくなくても手放すことができてしまいます。一緒に歩んでいくというのは、お互いに次を模索しながら挑戦し合うような改善を怠らないということでしょう。
終わらせることばかりに追われてやりっぱなしで進める仕事ではなく、改善し振り返り次につながるような進め方の仕事の方が目的に忠実です。引き続き、仕事の仕方から生き方を見つめ直していきたいと思います。
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子どもがイヤな宿題をやるように、仕事をする人がいます。「早く終わらせてしまいたい」というときは、早くこの苦痛から解放されたいとか、目の前から消してしまいたいという感じでしょうか。これでは「終わらせることが目的」になり、あとは「いかに早くやるか」そして「いかに楽にやるか」という発想になってしまうでしょう。それは「やらされごと」であり、「苦役」です。そこが、日本人の本質的な「仕事観」と違っているのでしょう。
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各界のプロの働き方を見聞きすると、そこに発奮するものがあります。そして、身の回りにいる人とでもその人の想いやこれまでの歩みをお聞きすると、熱いものを感じます。自分自身の仕方はどうかと振り返り、切磋琢磨し高め合っていきたいと思います。
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終わらなのは振り返り改善や次を共有出来るからと思うと、昨日のセミナーでも職域の壁で話せない、聴けないと言う声がたくさんありました。場がなければ改善の話も出来ないし、場があっても仲が良くなければ話しづらいと言う声もありました。風通しの良い風土作りがやはりベースにあるのだと感じます。全体的な計画のなかに、まずベースとして、風と土の設計と配置があるのだから、そこからお客様と大切にして行きたいと思います。
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一旦置いて次へ次へと追われるように行っているうちに、置いたものが積み上がり取り出せなくなってしまうようなことがあるように思え、次へ次へと切り替えること自体が繋がりの見えていない、活かせていない状況のように感じられます。生き方=働き方だからこそ、行動ひとつから変えていきたいと思います。