何かの問題がトラブルが発生するとき、人はその問題やトラブルを何かのせいにしようとするものです。それが例えば環境のせいであったり、誰かのせいであったり、会社のせいや家庭のせいなど、何かのせいにしてしまいます。
実際にそのことを深く見つめて、何のメッセージだろうかと受け取ってみるとそれはほとんど自分の内面の問題であることが分かるものです。自分の内面の心やものごとの観方を転じない限り、それはいつも誰かのせいや何かのせいになってしまいます。
確かに環境を変えたり仕組みを変えることは大切ですが、その大前提に自分のものの見方を変えていないと環境のせいや仕組みのせいになってしまうかもしれないのです。
自分の価値観で自分が観ている世界が自分の置かれた世界であり、その世界の問題は自分が問題にしてしまうことで問題となります。人は観方によってそれを問題と観たり、チャンスと観たり、それはその人の心の状態に由って変わってきます。
心は車の運転と同じようにその人の癖が出てきます。ある人はスピードを出し過ぎたり、ある人は周りを見ずに暴走したり、またある人は自分で運転しようとしなかったり、またある人はクラクションばかり鳴らしたり、またある人は自信なさそうにノロノロ走ったり、その運転には癖があります。
この車の運転はまるで心の運転と同じようにその人の生き方の癖があるのだからそれを気を付けて練習を繰り返して心の運転を上手になっていくしかないのです。スピードを気を付けて安全運転をしたり、周りをよく見て確認したり、自分で苦手な縦列駐車を何度も練習してみたり、クラクションを鳴らさず譲ったり見守ったり、自信をつけたり、運転を通して生き方を磨く必要があります。
問題やトラブルは、自分の心の運転から発生することですから自分の心の状態を見つめ、生き方を省みて捉え方や観方を転じて行動していくことで問題やトラブルが意味があることになり本質的に自分を素直に成長していくことができるのです。
いつまでも誰かのせいや何かのせいにしていたら、停滞が続くだけで自分の観方の方だとは気づかなくなります。相手が変わるわけではなく、自分の心が変わったから相手が変わるのであり相手は変わることはありません。
相手を変えたいのなら自分を変える、世界を変えたいのなら自分が変わる、会社を変えたいのなら自分が変わると、変わることを楽しんでいく方が誰かや何かのせいにして煩悶するよりも心が穏やかになっていくものです。
心のコントロールをするためには、自分に矢印を向けてこれは観方を変えるチャンスであり、自分がもう一つ場を移す岐路だと肯定的に感じて、素直に自分の方を変えてみようと取り組むことで安心運転ができるように思います。
誰かのせいや何かのせいは、自分は変わらないから周りに変われと無言で強要していく行為です。世界は自分が主体的に創造していることを自覚し、自分が世界をよりよくしようと自分の観方を変えて世界をより楽しく美しくしていけば社會は調和して一人ひとりみんなが輝く世界になると思います。
理念や初心のせいにするような貧しい心ではなく、理念や初心の御蔭で自分の方を変えることができたという豊かな心をもって子どもたちに見守り合う安心社會を切り拓いていきたいと思います。
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「問題は自分の外にあると思うなら、その考えこそが問題である」と言います。それは、「自分は悪くない」というスタンスであり、軸足が自分にあります。このスタンスでは、「自分が被害者」になってしまい、「被害者のスタンス」からは、解決の道はなかなか見つかりません。そういうときは、すべてを受け入れて、「いま何が起きているか?!」「どんなメッセージが聞こえるか?!」に意識を切り換える必要があるのではないでしょうか。
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大荒れの天候での運転は怖く、いつもよりスピードを落として走行します。細心の注意を払えている時はいいですが、そうでない時は凶器にすらなり得ます。言動を慎み、振り返り、自分の心をみつめていきたいと思います。
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自分の所為か環境の所為かと二極化すると、自分の中では限界が来ます。自分の所為だから自分が変わるしかないとなると、環境を通じた保育とは、見守るとは何だろうかと考えてしまいます。環境が与える影響や仕組みが与える影響が関係がないとはどうしても思えないのです。矢印は誰かだけに向くものではなく、どちらにも向くものだと思ってしまいます。自分に起きた問題は自分にだけ矢印を向けるのではなく、自分も環境も仕組みも変えていくチャンスと捉える方が自分は心が躍ります。よく、何か問題が起きたときに、その人の所為とするのではなく、その人を取り巻く環境や歯車が合っていないからだというお話も聞いているからこそ、猶更そう感じてしまっている自分がいますが、これもまた学びの機会として向き合っていければと思います。
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先日、ある長距離ドライバーが運転の際に眠気予防としてスルメを噛んでいるのだと知人が教えてくれました。ガムは想像出来てもスルメという発想は自分の中にはなく、なるほど車内は臭くなりそうだがそれは面白いなと思いました。何事もチャンスに捉えて、だったらこうしてみたら、それって面白そうだな、そんな風に思える工夫を色々と生み出しは試していきたいと思います。