改めて隣国、中国との関係を紐解くとその関係は古く今から約1800年年前の邪馬台国の時代から始まっていると記録されています。その頃の中国は、三国志の時代であり日本の歴史がまだ草創期であったのに対し、中国はすでに2000年もの有史時代を経ていた頃です。
約1800年の間、交流を持ちお互いの文化を交流し私たちは中国からたくさんのことを学んできました。今、用いている漢字という文字や、食文化、生活文化、音楽などの芸術、その他、思想や宗教に至るまであらゆるものを中国を参考に自国の文化に取り込んできたとも言えます。他にも有名なものに年中行事の五節句、暦も中国のものでした。
今では当たり前に日本文化として樹立され世界へ発信されるものでも、その元は中国から伝来したものを日本人が自分たちの文化として成熟させたものもあります。中国の伝来文化の多様さを知ればまさに今の日本文化は中国文化あってこそではないかとも感じるのです。
そう考えてみると、文化交流というのは時代と共に自国で発展させ成熟させた文化を行き来させることでお互いにその文化を研ぎ澄ませているように思います。切磋琢磨というか、自分たちはこの文化はこのように仕上げたということをお互い時代を経ては認め合いそれを学び合い活かし合っているのが文化交流の歴史のように思います。
地域や気候風土、民族性や精神性の違いを尊重し、お互いに磨き上げた文化を確かめ合うことでお互いの持ち味を活かしていこうとする。人類はこのように文化という道具を使ってお互いの生活を向上させていったのかもしれません。
時代を経て今でも、文化交流が続くことが有難く思います。
私のその一端が担えるように精進し続けていきたいと思います。
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「文字や言葉の理解」に始まり、「命懸けの仏教伝来」など、果てしなく長い先人の努力によって、日本の豊かな文化が成り立っていることに、心より感謝したいと思います。衣食住をはじめ、暮らしの一つひとつについて、丁寧に丁寧に育て成熟させてきた日本人とその協力者の努力とその豊かさを、改めてじっくり味わいたいと思います。
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身の廻りにあるものたくさんのものが時間をかけ、今の生活に馴染んでいることを感じます。理念研修で他の会社の実践を見させて頂き、それを自分たちだったらどうするかと変換してきたように、この日本の風土にあったものにしてきたのだと思うと交流から生まれるものの大きさを感じます。いろいろな国や人と交流が行える時代だからこそ、それぞれの考え方や文化を学び続ける自分でありたいと思います。
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国家間でも経済的な利益のための関わりではなく、子どもたちの異年齢の関わりのように、お互いの国の良さや持ち味や特性などを活かし合えるための交流は子どもたちの為にも大切にしていきたいことです。そのためにも自国の文化をしっかりと研ぎ澄まし、改めて自分たちのものとして貢献できるよう深めていきたいと思います。