人間は古来から自然から学ぶことで知恵を習得してきました。これは自然界の仕組みが智慧で仕上がっているからであり、どの生きものたちもその智慧に触れて自らのものとして習得しこれまで生き延びてきたとも言えます。
つまり自然界はそれだけオープンに智慧を出し合っている存在であるということです。
私はよく衛星テレビで動物チャンネルを見るのが好きで、一度見始めると一日中見ていることもあります。何度見ても飽きず、どれだけ時間をかけても興味がつきないのはそこに自然の智慧が生きているからです。
動物だけでなく、昆虫や魚、バクテリアから植物にいたるまで様々な自然の智慧をもってこの世に存在しています。その一つ一つから学ぶことがあり、その智慧から様々な発見や発明が生まれてきます。
私はそれを風土という言葉に定義もしています。この風土とは、自然の智慧のことです。
自然の智慧を習得するということは、自然の仕組みを活かすということです。自然の仕組みとは、天の道理そのものであり、シンプルに言えば宇宙の真理のようなものです。
こういうものを一つ学ぶのに、いったい何世代の命を懸けてきたのか。智慧を伝承するのに、一生をかけて何をしてきたかと思うと、頭が下がる思いがします。しかしこうやって命は、自然から智慧を学び、智慧を取り出すことで、智慧の世界を実現させてこの世で共生し調和する美しい惑星に仕立てています。
自然とは地球の智慧そのものであるのです。
引き続き、子どもたちに本物の学問を伝承するために私自身の学び方や背中を通してその地球の智慧を伝道していきたいと思います。
コメント
私たちは、そのすべてを「自然」から学んできました。いや、最初から、人間のヒントにするために「あらゆる自然が用意されている」と言ってもいいかもしれません。これだけ時代が発達しても、まだまた自然に学ぶことがあります。そう思うと、この「自然の智慧」の凄さとその「背景の愛」の深さに驚きます。自惚れずに、感謝しながら、素直に学びたいものです。
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陽の射す光に力をもらい、梅の花に心を奪われ、流れる雲に時を感じ、自然は何も言わないですが、何かを教えてくれているのだと感じます。受け手の心次第で学ぶことばかりだと思うと、身近に起きる事象全てから学ぶことがあることを感じます。
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防災5箇条にもある自然への畏敬を忘れないということ、時としておそろしい存在にもなりえる自然ですが、そこからも人は有難いこと当たり前でないこと備えの大切さや人らしさを学ぶことが出来るのだと思います。人の育ちと密接に関わっていると感じるこの自然を感じていきたいと思います。