長崎街道2

昨日は、長崎街道の出発点でもある桜馬場天満宮に祈願をしそのまま自転車で日見宿、矢上宿、永昌宿、大村宿、松原宿、彼杵宿、そして嬉野宿まで無事に来ることができました。

慣れない自転車での旅で身体が筋肉痛で大変だったり、タイヤがパンクするハプニングがあったりしましたが無事に街道を辿り進むことができました。道行く人たちと、時折、挨拶をしていると色々と声をかけてくださいます。その中で、皆さんが応援してくださり有難い気持ちになりました。

ひょっとしたらむかしも、参勤交代をはじめこの街道を往く人たちを地域の方々は優しい眼差しと思いやりや笑顔で送り出し、応援してくださっていたのかもしれません。

この道を往く人は、色々な理由がそれぞれにあったのですがその想いを汲んでくださる街道の宿場町の方々は道を歩む人たちに親切だったはずです。道を往けばハプニングに遭遇し困ったことがたくさん発生します。その時、手伝ってくれたり、アドバイスをくれたり、応援してくれたりすることで次の宿場町までの元氣になります。

特に峠を越える前にあるお茶屋さんや峠を越えたあとにある宿場町には癒されたはずです。また峠の最中や道の分かれ目には、お地蔵様や道祖神がお祀りされており旅の無事を見守ってくださっています。宿場町には、神社やお寺がたくさんあり心を清め、祈願をし旅の決意を固めます。

道を往くというのは、まさに人生そのものでありその道でどのような人たちと出会うのかはその人生の醍醐味になります。

今は自動車の道が整備され、旧街道を通ることはほとんどありません。また旧街道を通ったとしても狭い道を猛スピードで車だけが駆け抜けている状態です。自転車であっても人と触れる速度のギリギリです。街道にくれば自転車を降りて、押して歩んでいくと人に触れる速度に戻ります。

歩いていくことで私たちは道を味わい楽しみましたが、自動車では街道は味わうことはできません。引き続き、子どもたちの未来のためにもこの先の道を求めて進めていこうと思います。

  1. コメント

    私の家は「中山道」沿いにありますが、ここ数年、歴史を訪ねて歩いている人が増えています。この「高宮宿」は中山道六十九次のうち、江戸から六十四番目の宿場町で、中山道第二の大きさと言われています。歩くには十分な道ですが、今は車が行き交い、ゆっくりその風情を味わうことができないのが残念です。「目的地へ急ぐバイパス」ではなく、「歩く道」として味わいたいものです。

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