心を通じ合わせて何かに取り組んでいると仲間ができてきます。その仲間は、同じ目的のために協力し合う時にできてくるものです。何かがあった時、仲間の存在に助けられることがあります。人は一人では夢を叶えることが難しく、必ず自分の思いや夢の力になってくれる人が必要なのです。
私も人生を振り返ってみると、本当に多くの仲間たちに出会い歩んでくることができました。距離的にたとえ離れてはいても心はいつもつながっている仲間がいます。その仲間たちはみんな同じ目的に向かってそれぞれの場所で真摯に挑戦し続けています。
私は仲間というものは、力になる存在だと思っています。
力が発揮できるのも仲間のお陰であり、仲間があるから力が湧いてきます。不思議ですが、人間は協力することで仲間をつくってきたからここまで苛酷な自然環境の中でも生き残ってくることができました。
生き残るために社會を創造し、その社會を守ることで仲間を育てたのです。
現在は、個が強くなり仲間よりも自己本位である人が増えてきました。仲間の絆や信頼よりも自分の願望や欲望を優先するような事件やニュースをよく見かけます。忙しさで心が殺伐としてきたら仲間の有難さや存在に気づきにくくなっていくのかもしれません。
一緒にいて仕合せな関係というのは、苦楽を供にする中で築き上げていくことができます。それは助け合う関係によって醸成されていきます。お互いに心を開いて心をつないで協力し合うことができる絆が増えれば増えるほど、仲間は増えていきます。
人生で苦楽を共にできる仲間がいることは、人生を豊かに彩ります。
仲間の門出を見守りつつ、真の自立に向かって邁進していきたいと思います。
コメント
「子どもが親離れして巣立っていく」ように、あるいは、「親が子離れできずに苦しむ」ように、関係というのは「続くことがいい」とは限りません。それよりは「今、その関係を生かせているか?!」ということが大事でしょう。「縁の意味」はその時には分かりませんが、「縁がある」ということを信じて、後悔しないような生かし合い方をしたいものです。