私たちの身体は微生物に覆われています。これは言い換えれば、私たちは微生物と共生し合っている微生物の一つともいえます。不思議な話ですが、この肉体を形成している私たちの身体は微生物抜きでは生きていくこともできませんから微生物でできているのです。
地球の生命にとってこの微生物は非常に重要な役割を果たしています。
私たち人類も、ここまで生き延びてくる過程で微生物も一緒に生きてきました。体内にも古くから受け継がれてきた微生物が大量に生存していますし皮膚などにもあらゆる種類の微生物が共生しています。常在菌、顔ダニなども常に体の油脂や様々な外敵から守るために掃除をしてくれています。
そしてこの微生物は人が人と接することで交換したり、増やしたり広げたりを繰り返しているのです。まさに人類と共に歩んだグレートジャーニーです。
最近は、殺菌や除菌、滅菌とアルコール消毒ばかりをしていますがこの身体のすべてを殺菌したら人間も死んでしまいます。それに人間に善い影響を与えている微生物を取り除いてしまったら病気になったりもします。
では何もしないでは感染症はどうするのかと考えますが、極端ではなく微生物を尊重して暮らしていけばいいと思うのです。コロナウイルスの特効薬として注目されているイベルメクチンも土壌の中の微生物の働きから発見されたものです。
微生物によって感染も置きますが、微生物によって治癒しているというのは古来からの原理です。この原理に立ち返って、如何に人体にとって共生しあっている微生物たちに任せていくか、その恩恵に感謝して力を借りていくかというところに未来もまたあるように思います。
過去から今までずっと私たちを守ってきたのは微生物です。
だからこそこれからも未来に向けて一緒に共生しあっていこうとするのが子どもたちのためにも必要だと私は思います。引き続き、微生物と対話して尊重しながらともにこの時代を生き延びていきたいと思います。
コメント
25年程前、沖縄の比嘉照夫教授が開発された土壌改良微生物「EM」に出会いました。飲料用に開発されたEMもありましたが体調が優れない時は、農業用EMを正露丸代わりに愛飲しています。おかげで薬いらずで済んでいます。健康な大地も元気な腸も同じなんだなあ。と微生物にありがとう!です。これからの綴りも毎朝の楽しみにしています^_^