昨日は、秋月の鎧揃えの武者行列に参加してきました。今年で2年目になりますが、この行事を甦生させた方々の想いや願い、そして努力や苦労、意味を感じる機会になりました。
もともと関わる切っ掛けは、秋月和紙の井上さんからのご紹介でした。井上さんは伝統の和紙職人であり、生き方をはじめこの土地風土を大切になさっている方です。侍とは何か、武士とは何か、刀を振るわなくても生き方の中に侍も武士の魂も持っておられます。
私は有難いことに、伝統的な民家の甦生や文化の甦生などにも関わりだしてから先人からの知恵をつないだり結んだりする方々に多く巡りあう機会をいただいています。
先祖を尊敬したり、先人へのご恩を感じたりすればするほどに何か自分もその徳に報いたいという気持ちが湧いてきます。今の自分の中には、その方々の心が共に生きているかのように感じるものです。
そもそも誇りやプライドは、単に自分を大きく見せたり恰好をつけたり自信を持ったりするものではないように思います。感謝であったり、謙虚さであったり、信念であったりと自分らしく自分を生き切り、生き方が自然に表に滲み出てくるものです。
素晴らしいと思うのは、陰ながらいつもその誇りを自立し守り続けている人たちです。
私もこの行事に参加しながら仲間や先輩から生き方から学び、大切にしている心を守り共にしていきたいと感じます。一年に一度の行事というものは、また次の一年に向けて精進して準備をし迎えます。私も自分を専念していますが、その思いや真心、また共に志を保ち、同志や仲間が安心して生き方を貫けるように心から応援していきたいと思います。
はじまりのご挨拶にもあった、「備えを怠るな」の言。
肝に銘じます。
いつも貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
子どもたちのためにも懐かしい未来を繋いでいきます。