仙人の知恵を学ぶ

この一年は、音を扱う芸術家や波動を学ぶ方、知恵を持っている人たちにたくさん出会いました。倍音の持つ魅力や、波動が持つ不思議な力、また仙人のような暮らしの中で得てきたセンスなどを磨いている人たちです。

そういう人たちが集まると、自然に会話も似たような話になります。その話その物が倍音であり波動であり、知恵になります。

仙人苦楽部をはじめて4ヶ月くらい経ちましたが、とても学びが多く毎回、新たな発見ばかりです。

世の中というものはよくよく深めてみると不思議で神秘的なものしかありません。私たちが生活するために得ている知識というものはほんのその一端に過ぎず、ほぼすべてのことはまだまだ解明されていません。

なぜ貝があの形になっているのか、なぜ炭が浄化するのか、科学的にはほんの少しだけこうではないかという事実を突き止めますがそれはほんのちょっとの真実に触れただけです。

人間の社会の中では、知っていればいいという知識と知らなくても実践できるという知恵があります。知識は知っていても、それができなかったら知恵になりません。知恵を先に得た人たちが、その知識を語ればその知識は知恵に転換するための材料にもなります。

人生の中で、自分の人生に知恵を得たいと思えば、実際に生活で知恵を活かす人たちに倣い、それを真似るなかで近づいていけるものです。

私たちは太古の時代から、そうやって知恵を伝承して子孫へと学びを活かしてきたように思います。この時代、情報や知識は無尽蔵に入ってきます。しかし知恵はといえば、ほとんど触れることがありません。コンピューターに任せきりです。

だからこそ人間として人間にしかできないものを磨いていくことが大切だと私は思います。仙人の知恵を磨いている人たちが集まる場を増やして、さらに子孫へとその願いや祈りを伝承していきたいと思います。

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