免疫を調える

昨日からインフルエンザのようなものに感染して高熱が出ています。寒気からはじまり急激に体温を上げていくと、体中が痛くなり倦怠感も出てきます。幼少期から何度も体験してきましたが、大人になっても辛いものは辛いものです。

この高熱が出るというのは、免疫細胞が活性化するからです。この免疫細胞とは、白血球など含め体に異物が侵入した時に排除する細胞たちのことです。私たちが日ごろ元氣でいられるのは、これらの免疫細胞が人知れずにウイルスや病原菌などを退治してくれているということになります。傷ができても自然に治っていくように、同様に免疫細胞が病気を退治してくれています。

免疫には自然免疫といって、最初から備わっているもの。そして獲得免疫といって後天的に備わるものがあります。ウイルスも形を変えていきますから、それに応じて獲得免疫を得ていくということになります。免疫細胞たちの絶妙なチームプレーで病気を退散させていくということです。

その免疫細胞を活性化させ、元氣にするには睡眠やストレスフリーなども環境も必要ですが腸内を調えることがもっとも効果的だといわれます。腸にはなんと人間の身体の70パーセントの免疫細胞が集結しています。日々の食生活をはじめ、外敵から常に身を守るために腸は常に全力で働いているともいえます。

この腸は一般的には食べ物を消化吸収するものと思われていますが、実際には人間の体全体の免疫を司るという重要な役割を果たしています。腸内の免疫細胞は、腸内細菌の状態に左右されるといいます。この腸内細菌は1,000種、100兆個を超えるといわれ腸内細菌のバランスを整えることで免疫細胞が活性化し免疫力が向上する仕組みになっているのです。

まずは、免疫を高めるためには腸の環境を善くしていくしかありません。動物性の食品や砂糖などのお菓子を控え、植物性や、酵素や玄米など腸によいものを摂取していくことからです。

年末年始は、飲み会なども増えて食生活が乱れる時機でもあります。暮らしを丁寧にととのえて恢復につとめていきたいと思います。

 

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