花粉症とデトックス

昨日は、英彦山の宿坊のお掃除やご祈祷などを行いました。あまりにも空気が美味しく、清々しい風が吹いていたので花粉症のことを忘れていたら朝方から大変なことになっています。

花粉症というのは、人間の免疫の防御システムが過剰に反応することからだといわれます。身体というのはとてもよくできています。アレルゲンが体内に入るとマクロファージという細胞がそれを異物とみなして食べはじめます、その食べたという情報がリンパ球に伝達します。するとそのリンパ球はそれを異物と認識してすぐに防御するために抗体をつくるのです。この抗体が血液や粘膜の中にある肥満細胞に結ばれます。そして再びアレルゲンが体内に入ると抗体のついている肥満細胞の表面でアレルゲンと抗体は合体します。そして炎症を引き起こすヒスタミンロイコトリエンなどの化学伝達物質が肥満細胞から出てヒスタミンが知覚神経を刺激することにより鼻水やくしゃみがはじまり、ロイコトリエンは鼻粘膜を刺激して鼻づまりを引き起こすというメカニズムだそうです。

先日、コロナにも感染したときに感じましたが自分の免疫によって自分が大変しんどいことになるという感覚です。よかれと思って防御するのが行き過ぎると自分を攻撃するようになるということです。

アレルギーは、一般的にはデトックスの量が追いつかないことで大変になるといいます。本来は、防御が安定して入る分が出ていればいいのですが溜まってしまうとそれを出そうとして苦しくなります。

体外に排出する方が増していればいいのですが、入ってくる分があまりにも多いと対応することができません。この時機は、特に春先で冬からの毒素排出をしていますから身体の声を聴いて対応していくしかないように思います。

デトックスに力をいれる、浄化ともいいますが様々なことを清らかにして排出を高めていきたいと思います。

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