病気への対応

病は気からという言葉がります。これの由来を調べると、中国最古の医書「黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)」紀元前四百五十年~二百二十一年頃に、百病は気に生ず(全ての病は気から生ずる)と記されていて、これが「病気」の語源となったとありました。

そもそもこの病気というのは、気に病むとも読みます。私の経験では、気にしすぎていると病気になるということがあります。思い込みの強さも病気と連携しているようにも思います。

また医者に診断されたり、自分がきっとこの病気だと思い込むとそういう病気を引き寄せていきます。不思議なことですが、人間の身体はこの思い込みというものに反応するということかもしれません。

以前、筋トレをする際もイメージしながらやるといいといわれたことがあります。その方が理想の筋肉がついてくるからだそうです。他にもスポーツでも、自分の思い込みを上手に使えばそれにあわせた身体能力が磨かれるといいます。また容姿なども、自信をもって自分の魅力がいいと思い込む人は周囲からそうみられるともいいます。

つまりは大半がこの思い込みによって反応するということになります。

身体はわかりやすく、痛みなどもより痛いところに意識は集中して他の小さな痛みは気にならなくなります。きつさなども、同様で一番きついところに意識がでてそれ以外のきついところは感じにくくなります。

私たちが痛みや辛さを感じるのは、この気の流れによるものかもしれません。よくストレスなども増えると免疫が下がることが証明されています。もともとの免疫がストレスによって疎外されるのです。ポジティブであったり、安心安定していると免疫が活性化するともいいます。

そう考えてみると、もっとも病気に対応できる方法は「気にしない」ことかもしれません。別の言い方をすると、気をそらすでもいいかもしれません。気がまぎれるや気持ちを切り替えるなどは、精神的なものだといわれますが実際にはそれが病気を減らす工夫だったのかもしれません。

とはいえ、治療が必要なものは避けては通れませんからお医者さんに頼り、未病や予防をいかに取り組むかということだとおもいます。

色々と学び直していきたいと思います。

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