世の中の情報を観察していると、如何に情報操作がされているかがよくわかります。本当のことを知るには、自分で確かめるしかなく鵜呑みにしていたら思考が停止してしまいます。
そもそもテレビなどは、自分で考えなくても勝手に考えてくれて答えを出してくれます。これは学校の勉強も同様ですが、暗記することを優先させられ暗記する頭ばかりを伸ばしてきたので頭がいいというのは暗記力が高いと思い込んできました。しかし、暗記力というのはAIやコンピューターが出現してきましたからそこにとって換われます。なのでより情報は確かなものを選別する、あるいは自分で情報を確かめる力が求められてきます。
情報操作というのは、一般的にはマスコミによって行われます。よくニュースを拝見していると、何かの事件があったら我先にと報道します。それが確かな情報でなくても、おおよそ合っていれば巧遅拙速に報道します。しかし後でそれが間違っていたとしてもそれを報道することはほとんどありません。報道する側にも責任が発生しますし、メリットもなく、その他のニュースがあるからわざわざそこまではということもあるのでしょう。
以前、広告の仕事をはじめテレビ局の取材、新聞報道などで記者や記事などに関わったことがあります。そうすると、その取材の裏側をみてはそんなに絶対的に確かなものではないことがすぐにわかります。
しかしそれが映像を含め、文章になり、音楽と共にテレビなどで配信されるとそれを見た人はあっという間に信じ込むものです。人間というものは、自分で考えるといちいち疑ったり、現地で裏付けを確認したりと面倒なことが発生します。その面倒なことをするのを避けるために情報を扱う人に情報を委ねるようになるのです。
これは医者に自分の病気を丸投げするのにも似ています。本来は、自分で治癒しなければならないものを薬や医者に頼り切って自分は何もせずに助けてもらおうとするのです。お金を払えば、治してもらえる、情報も同様にお金で買えると思っているのです。
人間の自立というものは、自分で考えること、自分の力で克服していくことと同じです。情報は、自分で突き詰めなければ本当の情報に辿り着くことはないのです。何をそこまでと思われますが、大切なものを守りたい、子孫や未来のために真心で尽力したいと思えば思うほどに自立はつき纏うものです。特に現代の自立は、環境が悪化したことにより刷り込まれないための目覚めや本質を見極める努力がとても大切だと感じます。
引き続き、情報の自立に精進していきたいと思います。