自分の生き方軸

自分軸という言葉があります。世の中や常識に縛られず、自分の人生の目的や使命に真摯に生き切っているという生き方のことです。何かを我慢したり、諦めたりするのではなく、あるがままの全てを自分の初心を忘れずに実践するという感じでしょうか。

実際には、人は周囲を気にして周囲に合わせる生き物ですから知らず知らずに周囲の影響を受けるものです。幼い頃から教育によって、平均値の中にいることが最もいいことだと刷り込まれ、周囲の目や評価を気にするような比較競争の環境に置かれると気が付いたら自分のままであることや、自分の魂が自由に開放して生きることも忘れてしまうものです。

本当は、誰しもがこの世に産まれてきたのだから自然界の生き物のようにあるがままを謳歌することができるものです。特に心というものには制限がありませんから、心は自由になるものです。

この心の自由は、何を選択するかにかかっているように思います。自分が決めたこと、あるいは決めることを、一瞬一瞬、今ここに連続して行っていく主体性のことです。

生き方というのは、自分で決められるものです。たとえ、ご縁が向こうから来てもそのご縁を活かすかどうかは自分自身です。それは日々の微細な変化に対して決心を連続することです。

何かの初心や目的、生き方を決めたら人はあらゆる変化に気づくようになります。自分がどうあるかをその都度に選択するのです。それが自由を創造します。そして覚悟を決めて心を定めるときに開放される実感があります。

自分を閉じ込めて動けなくするのも自分自身です。自分自身が生き方を決めて、その生き方に忠実に生き切るならそこに真の自由や開放が発生します。そう考えてみると、自分軸というものは自分の生き方軸ということです。生き方を羅針盤にして道を歩んでいくところに真の人生があるということでしょう。

自分らしくというのもまた、自分の生き方らしくということでしょう。

子どもたちに少しでも生き方のお手本が遺せるように真摯に自分に挑んでいきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です