昨日は、下関にあるゆっくり小学校を見学するご縁がありました。ここは自然農の畑を作っており、川口由一先生との出会いからはじまったことをお聴きしとても嬉しい思いがしました。
取り組み始めた頃も同じぐらいの時期で、実践話にも花が咲きました。それぞれ、今の時代に持ち出さない持ち込まないなどの思想に取り組むと色々な課題が出てきます。実際の環境が、その真逆でそれが常識になっている世の中において本来の自然に沿った生き方、自然に合う方法などを選択すればすぐに課題に当たります。
その課題を見つめながら、自分はどこで折り合いをつけるか、そしてそれを逆手にとってどう今に活かすかと私は向き合ってきた20年でした。しかしこの20年で得てきた様々な智慧や経験や場数は今の私の意識を形成し、今の私の人生そのものをとても磨いてくださいました。
自然の中に入り、一人で立つということの覚悟や尊さは今でも私の宝になっています。自然から得られるものは、金銭で購入できるものとは全く異なります。その自然の智慧や叡智は、私そのものの根源の存在と結ばれています。
よく考えてみると、私たちはお水に包まれた地球に存在しています。そのお水は地球の意識そのものです。そのお水と一緒一体になっている肉体は、自然のお水を感じるたびに、地球の意識を感じ取ることができます。そして何が自然で何が不自然かということを学び直します。
長い時間をかけて不自然を増やして、人類はこの地球を人間球にしてきたつもりになりました。しかし実際は、地球はあくまで土とお水と火によって形成されいのちを生成しています。人間もその中の一部でしかありません。
自然農の素晴らしさは、本来どのように暮らしていくことが永続するのか、そして日本民族の心は何かということを伝承できることのようにも思います。
出会いは、色々な機会で訪れますが学び直しは常に今ここで連続していきます。ご縁に感謝して、実践を味わっていきたいと思います。