動物たちはとても感情豊かなものです。表情も微細に持っていますがその動きそのものに感情が出ているものです。犬であれば、尻尾に出ますし鶏であれば羽毛に出ています。他にも目に表情があったり、しぐさなどでも感情を出してきます。
ある人は動物には感情がないという人もいますがそんなことは決してありません。感情があるから惨い殺され方などをするとそれがいつまでも記憶にも残ります。そもそもこの地球には感情がないいのちなど存在していません。それぞれに感情の出し方が異なるだけです。
虫であれば、触覚や手足を使い表現するし、植物であれば蜜を出したり葉っぱや表皮などでも表現します。私たちはその小さな微細な感情を読み取ってそのものと対話をして時には保護し、時には治療をするのです。
そしてこの感情は無機物の物にもあります。例えば、古民家などは気配や音などでも感じますし、岩や山などもその時々の場の雰囲気で感じ取れるものです。私たちは謙虚でなければ、いのちとの対話はできません。
常にいのちとして接していくかどうか、そしてそのものの感情と結ばれていこうとするかどうかで対話も変わっていくのです。
地球という偉大なものであっても感情を持っています。それは地震や噴火、あるいは台風などでも表現します。お互いに感情があるからこそ、それをお互いに共感し感じ取り、その豊かさを味わうことが許されているのでしょう。
子孫や子どもたちにも目には見えない感情の豊かさを感じるとる力を伝承していきたいと思います。