改善

人生というのは改善の連続で今があるともいえます。この改善というのは、悪いものを良いものにするという意味と善いものをさらに善いものにするという意味があるように私は思います。

もちろん悪いものを善いものへ改善するというのは大切です。しかしその事実をよく観察していると悪いことがわかったて善いものにするのだから善いものがさらに善いものになったという捉え方ができることがわかります。

この物事の捉え方というのは、前提に感謝があるかどうかが関係があるように私には感じられるのです。

今の自分があるのが何の御蔭様であるのか、そしてどのような積み重ねがあって今に至ったのかをよくよく内省するとその今のすべては何らかの御蔭様のお導きであることに気づきます。

努力し、積み重ねてきた歴史や過去があって今が開きます。これは自分という存在も同様です。先人たちやご先祖様があって今の自分が存在します。今の自分に与えられた全て、例えば身体も心も特性も丸ごとかつての積み重ねがあったことで成り立ちます。

それをどう捉えているかで、改善への心得や心構えが変わってくるように思うのです。

改善は別の言い方では、恩返しとも言えます。たくさんの御恩をいただいたからこそ、御恩返しをしていきたいと思うほどに改善は進みます。そうやって先祖代々、子々孫々に改善されていくのです。

今よりももっと善いものになるのは、御恩に対して徳に報いようとする実践が続いているからでしょう。子どもたちの志事をするからこそ、常に改善に感謝しながら取り組んでいきたいと思います。

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