昨日、自然養鶏を実践している笹村さんのお話をお伺いすることができた。
実体験からの智慧と慧眼からたくさん学ぶことができました。
本当に有難うございました。
色々な話があるけれど、元々の鶏の状態についてのお話も見直すものがあった。
鳥インフルエンザなど新しい病原菌というものは、鶏の免疫力が低下しているからこそ発生しているのであり、そもそも過去にはたくさんの病気を乗り越えて今の種があるのだから、負けないように育てていくことが大事だといい、その環境を用意して結果が出ていることに改めて感激いたしました。
よく考えて観れば、今の私たちがここまで生き抜くまでにどれだけの自然環境の変化があったでしょうか、温度が変わり、気候が変わり、土壌が変わり、空気が変わりと、そのたびに、出てくる細菌やウイルス、その他の身の危険を幾度どなく繰り返し、一部は淘汰され、今残っているのはその際に乗り越えてきたものだとも思えます。
いのちがめぐるということは、それだけの危機に遭遇してきた歴史があるということなのです。進化というものは、側面として新しい困難を乗り越えるという意味でもあります。
永い時間をかけて、海から陸へ、陸から空へ、空から地中へ、外から中へ、中から外へと、あらゆる環境下で、私たちは生き残るものを強さだと定義してここまで生き延びてきたともいうのです。その叡智たるもの、私たちの文明の利器や知識を凌駕するほどの奇蹟の連続であったとも思います。
その存在が今、この時代を生きている。
これは本当にすごいことであろうとも思います。
それが今の時代は、今の時代だけの人間の姿を切り取り分析することで過去からの継承してきたものを観ようとはせずに対処療法ばかりが蔓延しているともいいます。そのためのワクチンや予防接種などもしますが、本来は強かったものをあらゆる過保護な環境下に置くことで弱体化させ昔あったような病原菌が復活しているともいえるのではないでしょうか。
そしてその病原菌をさもワクチンでとあるけれど、そうではなくやはりそれは自力で取り除いていくことが自然の姿であろうと思います。今の社会の風潮は、それは身体だけではなく精神も薄弱化しすぐに何か困難があると、対処療法に惹かれていく傾向があります。
困難を乗り越えてきた歴史を忘れ自信をなくし、すぐに楽な方に甘えるのもそういう薬に頼るような体質ができているからともいうのではないかと思います。確かに急速な変化に対応するにはそういうものもいりますが、本来は自然治癒できるのです。
これからはもっと弱体化していきながら、昔乗り越えた困難にまた挑むことになります。
弱い種にならないよう、生きる力をどう育むか。
自立というものに関わるものとして、自然からの強さというものを学び直していきたいと思います。
コメント
変わり目の時期に自分自身がこれまでと同じではいけない危機感を感じています。変化に対応できなければ、取り残されることを思うと、これまでの言動も意識も見直す必要があります。物事を判断するときこれまでと同じようにではなく、より善くなる方を選択し実践したいと思います。
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如何に自然が重要であるかを感じます。
自然な環境であればあるほど、自立し、
また元々の姿に出会うことが出来るということを考えると、
楽を求めてばかりでは本当にいけないのだと実感します。
自分のとる行動が本当に建設的か、対処的ではないかを見極めて行動に移していくことを大事にしていきたいと思います。
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元々ある人間の強さはある意味で計り知れないものだと感じました。又環境に左右されるのではなくその環境にあわせて行く生きる力がそこにあったのではと感じます。今の時代は環境にあわせるたびに元々ある力がそぎ落とされているように感じます。どんなに環境が変化しても元々持っている生きる力をもっと信じて生きる事、そして信じて周りと関わることが大事だと気づかされました。