道の御蔭

そのものの自然の姿に近づけるように栽培し、養育する。
これが自然という名の人道的な進め方である。

もともとすべてのものはお借りしているという理念から考える。

そもそも自分の都合よくいくものは何一つなく、万物は自然であるのだからその一部としての自分たちもそれを享受し、共生し、互いに貢献をすることでそのいのちのめぐりを生きるのが私たち生命体であろうとも思います。

そんなあたり前のことですら、今の人間優先の世界では気づけないものなのです。

そもそも自分だけで何かを創りあげることはできません。
どんな小さなことですら、たくさんの見守りの中で可能となっているのです。

まるで何か偉大な存在が手助けしていただいているような感覚。
そういうものを自然の中では感じることができるのです。

野生を自然と呼んだり、何か人間以外のものを自然と呼びますがそうではなくそれがいのちの道、かんながらの道、 人の道、この道というものなのです。

道を忘れて今はありません。
道が失われても今はありません。

今あるのは、すべてにおいて道の御蔭であるのです。

何より大切な私たち本来の姿に回帰して心の故郷を充実させていきたいと思います。
子ども達もともにこの道を歩んでほしいと願います。

  1. コメント

    感謝の大切さは説かれますが、すべての物事に対して感謝の気持ちを抱けるのは当たり前ではない有難さに気が付いているからだと感じます。雨の日が続き、陽が出る日があるとそれだけでも嬉しいと感じられるのはそこに意識が及ばなければ感謝できません。自分自身が気付いていない以上に周囲では、感謝することがたくさん起きているのだと思います。これまでと同じように自分自身の狭い範囲で暮らしていては、これからも気付けないことばかりです。気付いた気持ちを大切にし、そこからの実践を人に伝えていきたいと思います。

  2. コメント

    自分のものではなく、全てはお借りしているもの。そこから考えると周りにある物、そしてそれを作る為に必要な自然という大きな力の偉大さを感じますし、やはり今こうしてお借りして生きている事が出来ている事に日々感謝を忘れてはいけないのだと感じます。その感謝の念が道となり私たち人間は今こうして生活が出来ているのだと思います。しかし今の時代はその大切な道を自ら破壊しようとしているのが現実ではないかと思います。普段生活していると、一番大切なものが見えづらくなっていますが、もっと心の眼で大切なものを見ていきたいと思います。

  3. コメント

    今日までの自分は自然を人間以外のものから、感じる事しか考えて居ませんでした。
    しかし、ブログを読んで、自然を自分の中から感じる事が大事であると学びました。
    それを見続け、自分が在るべき姿になって行きたいと思います。

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