本志業

本業と副業というものがある。

世間では個人や法人が中心に取り組んでいる仕事や事業のことをいい、本業のかたわら取り組む仕事や事業のことを副業というと定義している。

しかし実際は私はそうではないのではないかと思っている。

何かを行うとき、仕事はいくつかの要素に分かれている。

直接的にすぐに成果を必要とするものと、間接的に成果を必要とするものがある。

お客様への貢献も、直接的に現場で問題を解決に導くというような提案と、間接的に社業の実践を通じて共に成長していきながら取り組んでいくという支援もある。

それに他にも、営業のように短期的に結果がはっきりするような業務と、研究開発のように長期的に結果がはっきりしてくるような業務もある。

これと同じく、本業の仕事と副業の仕事はそういった中心か側面かということで語られるけれど実際はそうではなく本業の志に対して、それを実現するためのプロセスではないかと私は思っている。

もちろん、本志を忘れて怠けて他のことに精を出していたら揺れ戻しにあい本業に戻るように促されることもある。それは私心であったり、私欲であったりと、そもそも感情の中で自分が入り込んでいるから離れてしまうのである。

しかし本来の本業とは初志貫徹のために用いるのであるから、どんな仕事をしていてもそれは本業であり、それが世間では副業に見えてもそれは本業を支えるための副業であるのです。

これは別に子どもの仕事をしながら宝石を販売しても本業のための副業だとは言いません。
そうではなく、本質的に子どものためかをとことん突き詰めて正しく本業に勤しむ心があるのであれば必ず本業も副業も一体化した本志業になるはずなのです。

今は、何かとちょっと外れると色々と言われることもあります。
それが視野狭窄にし、柔軟性を欠いていくこともあります。

大事なことは初志であり本志であるのですから、正しく本業を行うのみです。
しっかりと地に足を着けて前進していこうと思います。

  1. コメント

    内省シートに「私の夢」の欄がありますが、この夢とカグヤでの仕事が別物としてではなく、一体として考える事ができているのには、理念が明確であるからだと感じています。それぞれを側面と捉えていたのでは、どちらも成果をあげられないだろうと感じています。目の前の仕事を夢に近づくプロセスだと意識し、何のために行っているのかを考え実践を積んでいきたいと思います。

  2. コメント

    漫画の主人公が、突拍子もなく別の事を始めて仲間が困惑する場面を想像しました。結局は、仲間たちの為、同じ目標の為の大切な取り組みであったことが分かるのですがそれが分かるまでは、沢山の憶測が飛び交う事があったりします。何のための仲間なのかを考えたときに、普段やっていることを遣るために集まっている仲間であれば、別の事をし始めると問題なのかもしれませんが、変わらない目標を目指しているからこそ、「きっと何か意味があるのだ」と信じていられるのだと感じます。大事なのは目標を達成する事であり、志を持ち続ける事。目の前の出来事に左右されない明るさと芯をもって過ごしたいと思います。

  3. コメント

    何故この会社で働くのかをしっかりと持ち続ける事がいかに大事かと、日々おこなっている事についてやはり何の為にやっているのかを常に問いながら進めて行く事の大事さを改めて感じます。昨日の話しの中でも、会社の中の変化についてありました。もちろん変化はつきものだと思います。しかし大切なものは過去も今も変わっていないのだと思います。大切にすべきところが何かをしっかりと持ち仕事を行って行きたいと思います。

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