恩創造

今、新商品の開発を行う中でしみじみと実感することがあります。

何でもそうだけれど、何かを行うときにはそのタイミングというものがある。
そしてそのタイミングには、数多くの出会いが存在していることに気づくのです。

以前、ソフトを開発するときもあの時、あの場所で、あの人たちと出会わなければ完成することはなかったというものがあるのです。何かの物づくりや、何かの気づきや何か新しく創造するということは、その時にしか出会えない人たちとの邂逅が存在すると私は思うのです。

よく天の時、地の理、人の和ということが言われますが、これは本当に正しいもので振り返ったときにいつも必ずそうなっているという実感があるからです。

本当に今がその時か、これを行える環境が整っているか、そしてそれを為し遂げられる人たちが集まっているか、そういうものが自然発生的に興るときはじめて実現するとも言えるのです。

そしてその中でいつも見守ってくださる大切な心があることに気づきます。
それは素直に謙虚にそういったすべてに感謝しているかということではないかと思うのです。

未来へ向けて自分の願いや祈り、そのビジョンのようなものは歩みの中でカタチを変えて顕われてきます。そしてそれは過去に出逢った人たち、いや、その人だけではなくすべての出逢いと邂逅によって創りあげられているのです。

この会社もそうですが、全部丸ごと人の出逢いでできていますし、今の商品もまたすべては人との邂逅から創造してくださったのです。あの時、あの場所で、あの人とという邂逅、その御恩のバトンを渡してきたからこそのこの今の新しい商品というものが生まれるのです。

そういうものを思えば自然に感謝の心、素直に有難いと思えるような気持ちになります。そしてその恩に報いたいと願う心こそが新商品というものを生み出すのだと私は信じているのです。

心というものは目には観えませんが、その物にいのちが宿るのはそういう恩創造が入ってからだと私は思います。新しいものが出来上がる時、それは愛と感動といったストーリーがその傍で同時に出来上がっています。

皆様の御蔭をカタチに換えて、感謝と感動の真心を籠めて創りあげようと思います。

 

  1. コメント

    御恩の気持ちを体現化する方法の1つが商品になると思うと、これまでお客様との関わり、感謝の思い、制作する過程の姿勢や背景を感じられることは、感謝の気持ちを共有させて頂いていることであると感じています。自分自身の気持ちがお客様や商品を表すことを思うと、気持ちをいつも澄むよう何のためなのかを繰り返し考え、実際に行動として現していきたいと思います。

  2. コメント

    今迄の積み重ねがあり今こうして仕事をさせて頂く事が出来る事を改めて感じます。私が知っているだけでも沢山の方が関わり見守って頂いています。そしてその中で様々な商品が出来上がってきたのだという事も改めて気づかせて頂きました。ソフトもそうですが目には見えない皆様の思いを私達クルーがしっかりと伝えて行く事が使命ではないかと思います。

  3. コメント

    致知出版の藤尾社長の公演の中に、成功者はいつの時代も同じ法則の中にいると仰っていました。その一つに、今ある環境に価値を見出せる人であることと、仰っていました。自分を振り返ると、もっとこうであったら出来るや、こうじゃないと無理など、今を受け入れない部分はないかと振り返る機会となりました。今を受け入れ、吟味し、楽しみ、価値を見出して行きたいと思います。

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