先日、アップルの創業者スティーブ・ジョブズの名語録(PHP文庫)を空港で手にして読んだのですが共感が多く驚きました。
元々、禅から影響を受けたのではないかとも思いましたが今、此処で生きるということや、死を意識することで自分の怠慢を律するという生き方が随所に出ているように思います。
私も以前、若い時に「メメント・モリ(死を憶へ)」という言葉に出逢ってからその日その日が悔いのない一期一会になる生き方をしようと決意して出会いへの決意を定め名刺の裏にその言葉を記入したことを思い出します。
人は明日もまた来ると思ってしまいますが、本来は二度と同じ明日が訪れることがないのです。だからこそ、その日その日が毎日死んでいくかのように愛おしく大切に生きていこうとするのがこの今、此処の思想の根源にあるように思います。
せっかくスティーブ・ジョブズの語録を読んだので特に共感したものをいくつか紹介すると、素直な生き方、正しい生き方を求めた人生への言霊では、
「人生の時間は限られている。他人の人生を生きてはいけない。そして、いちばん大事なのは自分の心に素直に従う勇気を持つことです。」
「墓場でいちばんの大金持ちになっても意味はない、、夜、ベッドにもぐりこんだとき、『素晴らしいことを成し遂げた』と、そう自分に言えることが僕にとってはなによりも意味があるのだ」
そしていつも偉大な体験をさせてくれて成長できる場としての会社や仕事というものへも深い愛情の言霊では、
「やりがいというのは、会社を興したり、株式を公開するときだけに感じるものではない。創業というのは親になることと同じ経験だ。子どもが産まれたときはそりゃあメチャメチャうれしいだろう。でも、親としての本当の喜びは、自分の子どもとともに人生を歩み、その成長を助ける事だろう。」
「僕の目標は、魂(ソウル)を持ち合わせた百億ドル企業になることだ。」
そして、もしかすると安逸な方へと逃げようとする自分や仲間、会社を叱咤しいつもこう考えて自問し続けて勇気がいる方を選んでいたときの言霊では、
「その瞬間、ひょっとしたら自分の人生で最もすばらしい経験をみすみす放棄しているのかもしれない。」
「もし今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか?」
これらは、すべて自分の心に尋ねた言霊であり心をむき出しにして生きてきた証拠が随所に残っているのを感じます。これは誰にでもできることですが、それを正直にやるには善い意味で自分を裏切り続ける事が出来なければ最期まで貫くことはできません。
人は如何に素直に自分を正しく生きるか、他人と比べないで自分というあるがままの存在をどう貫くかで、どのようにその人らしく生きたかの軌跡がこの世にのこるように思います。それはまるで大きな偉大な絵画のパズルで与えられた自分のピースを、どのように明々と鮮明にしていくかに似ています。
あの夜空の星たちの中で、ネオンの明かりの中に在ってもそれでも眩く光り輝く星もあります。その星に人々が気づくことではじめて空を見上げ、あの夜空には無数無限の星たちが光っていることにも気づけるのです。
そう考えてみても他人のように生きるのではなく、自らの直観に従って信じて歩むことを示す人が世の中に与える影響はとても大きいと思います。自分の生き方へのこだわりを持って歩むことは、何よりも世界を変えていくことにもつながるのです。
子ども達のために譲ろうと目指している以上、先人たちの生き方から学びどこからでも真似てその歩みを共に強めていこうと思います。
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自分自身への問いかけは、命令よりも私自身は律する上では効果が高いと感じています。目指すべきところから離れていないかは、人と比べることではなく自分との関係を築く上で大事なことだと感じています。前の自分と比べ今どうなっているのか、日々を大切にしてい上では自分という性格の持ち主との関わり方に、どう折り合いをつけていくかのようにも感じます。
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他人の人生を生きてはいけない、という言葉がとても印象的でした。何も考えずにただ何かを行う事は、自分じゃなくてもいいという事になるのだと思います。そうなれば今生かされている事に対して全力で生ききっていない事と同じだと反省させられます。自分の人生、自分でどうするのかを常に自問自答し、全ては自分が決めた事という風に納得した人生を歩んでいけるようにしたいと思います。
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自分の人生は時間に限りがあるのだと自覚した時こそ、喜びややりがいが生まれてくるという事は分かってはいながらも、限りの無い使い方をしていることが多くありますが、大事にしていきたいのは、今日を何に使うのかを決める事、そしてやり切る事、そして、決めたことに対して真心が違うというのであれば、真心に従って、改善することを大事にしていきたいと思います。いつも人生を一日一日、毎週毎週何のテーマで生きるのかを決めて過ごしていきたいと思います。