考え方の学び方

物事を好転していくときには、必ずそこに正しい考え方というものがあります。

例えば、「与えるものは与えられる」という考え方があるとします。これは自分をより多くの人達へ貢献していこうと思えば、自分がもったいないからと出し惜しみしてしまえば与える側ではなく奪う側になります。

自分の持っている技術や能力、その個性などもすべてまず与えよう、出し切ろうと思っていればそこに私情が入り込まず澄んだ心と感情で素直に貢献していくことができます。しかし実際は、そこには姿勢や態度といったまずは自分の考え方が変わっていなければできないことです。

いくら表面上、変えてみようとしてもその深層にある意識といった考え方を改善しようとしないとなかなか人は変化できないものだからです。

仕事で言えば、自分の体験を全てお客様に還元するという考え方がありますがこれは四六時中真心でお客様のことを自分のことのように考え抜いて遣り切っている集積があってはじめて自分の考え方が与える側になってくるように思います。

そうやって皆が与えよう、出し切ろうと思う気持ちを100パーセント実践に移すことができてはじめて与えるという考え方を自覚できるようになるのだと思います。

まずは何をすることが与える事なのかを実践することを決め、それを行った後に与え切ったかどうか、出し切ったかどうかと振り返ることの連続でその真心を育てていく訓練をしていく必要があるように思います。

この考え方というのは、なかなか口頭で教えることはできないように思います。だからこそまず徹底して与えるということにつながる実践、出し切るということになる行動、それを日々に取り組み、自分の可能性を自分を超えたところで広げ続けていくことで成長が促されるようにも思います。

人生には無駄がなく、自分の真心から取り組んでいることは全てに意味を含んでいきます。その意味のひとつひとつを誰かのために御役に立てようと心に決め行動すれば自然に与えるという考え方が沁みついてくるように思います。

自分がなぜ今の場所を与えられているのか、今の自分であるのかを感謝できることもまた与えられた歓びに感謝しそれをもっと社会に還元したいと実感する場所になるのかもしれません。

考え方を学ぶためにも、知らずしらずに奪う側にいないか、瞬間瞬間に出し惜しみせずに自分の出せる一番大切なのものをすべて出し切る日々の実践を常に省みて今を大切に過ごしていきたいと思います。

  1. コメント

    頭ではその場で理解するが出来ますが、実際に行動をすると頭で理解したことの半分も形にならないことを感じ、居心地のよい雰囲気をつくるのも簡単そうに見えて、実践をして掴んだものと実際の開きを感じるとより難しさを実感します。「実践を決め、行動し、振り返る」シンプルなことですが振り返りまで行きつく連続をお役にたてたか、その意識で一つ一つの行動を振り返っていきたいと思います。

  2. コメント

    知らないうちに、自分のしたいようにして、誰かの自由や幸せを奪っているのだと気付くと共に、申し訳ない気持ちが湧いてきます。
    特に身近な人に対しては随分 奪っている と
    感じます。
    よく見せようとする見栄、あるがままでいる事を良しと出来ない自信のなさ、などが在ると感じますが、主体が自分だからではないかと感じます。主体は地球であり、自分を出し切ることで結果、自分の為になると考えて行きたいと思います。

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