この世には引力の法則というものが存在しています。しかし今でもその根本がどうなっているのかは解明されていません。
全ての物体には、引き合う力がありそれによって関係を維持していくのです。例えば、宇宙でいえば太陽と地球はお互いが引き合っています。太陽が引っ張る力がなければ地球はどこか遠くに離れていってまいます。また月と地球の関係も同じく、引き合っているから最適な距離で互いを必要に保ちます。実際は対比したから書いていますが、他にも様々な周辺な星々との関係を着かず離れず維持しているのです。
互いを引き合う力というものは、波長や波紋のようなものがあるのかもしれません。その空間の中に互いの持つ性質が引き合うからです。これは自然を観ていても実感しますが、性質の近いものが引き合ってその周辺にたくさん存在してきます。
イネ科の植物の周りにはイネ科が集まってきますし、虫たちも互いに必要とし合うものが最適な距離のところに生きています。人間でも等しく、同じ理念や志のあるものたちが引き合い近いところに集まってくるのです。
不思議なことですが、引き合う力によって互いを引き寄せ合っているのがこの観えない力であろうと思います。その引き合う力の根源は私はつながりがあるからであろうとも思っています。
つながり結びの中にいると、そもそも切れている場所はありません。それをくっついたり離れたり伸びたり絡んだり重ね合ったりしたながら私たちは存在するのです。引き合うのはそれは糸が伸縮するように最適な距離を引き合いながら存在させているのです。
そういう宇宙では目には見えないところの波のようなものが交互に揺れ動いているように思うのです。根拠は何処にあるかと言えば、身近なバランスをよく注視していればこれに気づけるはずです。
形があるものが形を形成するということは、そこに形に留めておける引き合う力がなせるからです。その引き合う力を上手に活かすことが繋がりを組み合わせる技術になっているのです。
縁を辿るのも、今を遣り切るのも全てはその引き合う力を使っているのです。杜のように澄んだ真心の空間を創造し、様々ないのちを引合力を高めて集めていきたいと思います。
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「重々無尽縁起」といって、万物はお互いに支え合って存在しているのであり、孤危独存しているものは何ひとつないといいます。見方を変えれば、自分も多くの縁ある仲間によって支えられているということでしょう。たとえ、自分ひとりがすねていようと、心を閉ざして孤独を味わっていようと、適切なる距離感で支えてくれている人がいるということです。引き寄せあった仲間に感謝し、為すべきことを為さなければなりません。
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「ひきあう」を変換すると引き合う、惹きあう、引きあう、魅きあうなどが出てきました。お互いが余すことなく力を発揮し、主体的であるときあえて加勢せず見守ることがその人らしさを周りもつくっていくことなのだと感じました。お互いの力を発揮しあえるようまずは自らが主体的でありたいと思います。
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映画 はやぶさ を見ました。
宇宙という環境の中で、三億キロ離れたイトカワへ探査機を送り、着陸し帰還させる事を遠隔から行う訳ですが、そのシミュレーションは数字上で完璧なバランスを求められていました。もはや、宇宙と繋がり一体となる感覚になりました。
それでも、残り一パーセントは、埋められず、
神様にお願いし、神社でお祓いをして、、と
信仰もセットである事に喜びを感じました。
偉大なものへの信仰は、自然との繋がりを自ら切らないと言う事へと繋がるのだと思います。
そういった繋がりを私自身大切にして行きたいと思います。