他人に迷惑をかけないでいるというのは、自分がどう見られているかどう評価されるかを恐れるよりもいつまでも自分がどうありたいかということを決めて優先する生き方をいう。
日常のすべての判断から自己形成までどのような自分でいたいのか、どのような自分でありたいかというのは、最終的に自分がどう生きるのか死ぬのかというような死生観を持って決意のままでいることが大切なことになる。
何でも流されていたら、状況さえ変わればいつでもカメレオンのように相手にあわせているのでは自分がどうしたいかを周囲へ伝えることも表明することもできない。テレビドラマでもよく見るシーンに、いちいちコロコロと周囲の評価を気にして意見を変えるのはその人の今までの生き方などが出ているのだ。
たとえば生き方には、「自分はいつまでも自他に誠実に生きる」や、「自分は最期まで青春の人生を送る」や、「自分は周囲の人を豊かに幸せにするような人間でいよう」など、自分というものがどのようなことをしていれば最終的に納得できる人生を歩めるかということを自分が決めていることが大切になる。
そういう自分自身の人生と正対し決めていれば、どんな状況下であってもどのような環境下であったとしても、自分がどうありたいかを選択し自分の魂までは影響を受けず自分というものしっかりともって最期まで生き抜くことができるのもこれは「自分が納得している」かどうかによるものだ。
人生の中では、それはさまざまな艱難辛苦に出逢うものだ。それは例えば、個別には生老病死というようなものから自分の欲求が外的な状況変化において叶わなかったりと、その都度、自分の生き方とあり方を問われるのが選択の人生であると思う。
その中で、たとえ周囲が批判や批評をしたって自分が決めて向き合う生涯の中で常に心に定めた信念があれば、どんな試練が訪れてもそこから逃げずにその試練を乗り越えるたびに強い意志で自分の人生を納得いくまで切り開いていくのだろうと思う。
その際に周囲の人はそれを認め、その納得するその人をその人の生き方であると深く尊重し、周囲の人たちの支援や援助、協力や思いやりが得られ自分をより味わい深く変化させていくことができるのだ。
先述した通り、真の意味で恥を自覚していなければ、この周囲との関係もピュアではなくなり次第に追い込まれていくのであろうと思う。そうしてその自分との向き合いから逃げたことでさらに逃げ癖がついて人生が暗転していくのであろうとも思う。
最初の起点に立ち返り、初心がどれだけ大事なことかここでも改めて論じることもない。初心がすべて、人生はスタートが決めるのだとこのブログでも何度も書いたことである。
そしてどんなに強そうな人でも、人は誰も最初から最後まで強い人はいない、時に折れそうになり、時に自分に負けそうになるもの、そういう元々人は弱いのだからこそ人と人の間で生きることを選び、自分が素直に正直にあらねば助け合ったり支えあったりすることができないのだろうと自覚したのだと思う。
狭まれた領域にある裕福で権力的な時代、人間の嫉妬心などが堂々と表面に出ている社会があるからこそ今の時代の人たちはより心を科学し、心をもっと可視化した価値に変換することが必要であると私は思う。
ここで一旦、ブログは区切るけれど、まず恥を転換するために自分が素直であるとは自分に素直であることを心がけ、自分の心の本音本心に耳を傾け、自分というものを丸ごと受容し、その元から許していくプロセスを逃げずに通過することであろうとも私は思う。
誰にも心を開かないようでは、人の話を本当に聞ける日は永遠に来ない。まず自分の心に心を開くことからがすべてである。
つまり「恥」を自覚するに、読んで字の如く自分の心にまず耳を傾けることを入り口とすることだ。継続して、自分を深堀り自分がどうありたいかを気づいて生きてほしい、充実する納得のいく人生であってほしいと思う。
もっと周囲にばかりに流されて評価ばかりを気にするのではなく、自分との対話を丁寧にしていくことでその恥を転換していくことこそ自分を変えられるという努力であると私は思う。
事情があることはわかるけれど、未来に生きていくのが私たちとその先にいる子どもたちだからこそもっと自分自身に素直になり自分が本当に何よりも大事にしたいという心の声に耳を傾け真摯に生きてほしいと願う。
私たち大人は、偽り続ける中で大切なことを見失い続けている人が多い。
もっと道徳倫理をはじめ、恥ずかしくない生き方、恥ずかしくないあり方、恥ずかしくない自分を、つまり誇り高き生き方を目指していければいいなと思う。
今、この瞬間から自分の心に素直であると決めてこどもたちと話ができる自分の心をいつまでも見守ってほしいと願う。
一期一会・・・
コメント
自分の人生をどう生きるのかを決めるということについて考えたとき、悩みや迷いがあるから決められないのだと教わりましたが、まさにその通りだと自分を振り返って思います。悩みや迷いと正対しないで決めることはできないですし、決めたふりをするだけで結局は決めたことを守ることが出来なくなるのだと思います。もっと自分の迷いを受け入れ、理解してあげること、そして一つ一つを納得して決めていくことを大切にしていきたいと思います。