2年前にオルタナという情報誌の主催で、学生たちが自ら志のある会社を集めた就職ガイドをつくろうとという企画があり参加したことがありました。
それは私たちが作成している理念ブックから抜粋して紹介したものです。そこで掲載させていただいた元になる文章は、理念ブックあるミッションというところから抜粋されたものです。
外部に出しているものではないのですが、ここで初公開してみます。
(大ミッション)
『世界ではまだ貧しい国がたくさんあります。そしてその戦争などでもまず犠牲になるのは子どもたちです。私たちは、このモノに溢れた裕福な国に生まれて掴んだものは物質的豊かさかもしれませんが、その反対にとてもココロは貧しく辛い世の中にしてしまいました。そして戦争のない平和に観えるこの国も、まず犠牲になっているのは私たちの未来そのものである愛する子どもたちです。私たちは、物質経済を追い求める大人が生み出した身勝手な競争優先の社会から子どもの人権を守るために幼児期の保育環境を創造する援助を行い、子どもたちが安心して過ごせる未来を遺すための仕事をしている会社です。私たちのこだわりは「子ども第一主義」です。そしてこれは私たちカグヤのクルーが共有している根本理念でもあります。子どもが単に好きだから子ども第一主義ではありません。子どもたちが創りだす未来そのものを見守り、そして彼らの生きる力を信じるということを第一義とすることで教育施設にある様々な隠れた問題を見抜き改善しコンサルティングすることでそれを実現する方向へ導きだすことです。子どもたちを見てみてください、彼らに余計な大人の刷り込みを与えずに子どもたちを信じて自治を任せていけば子ども集団は必ず道徳倫理に叶った平和で助け合いみんなが共生する民主主義を実現するのです。余計な大人の与える刷り込みは百害あって一利なしです。私たちは、子ども第一主義を目指すカグヤのクルーとして自らが独立自尊する自立した立派な刷り込みのない素直で純粋なままの大人(たいじん)としてのモデルを日々の仕事を通して実践で示し、平和で真に豊かな社会と世界を本気で創造しようとしている会社なのです。「3つ子の魂100まで」の言葉に象徴される、今最も大切な幼児期の子ども達に1000年後の真実を遺したい。未来をより素晴らしいものに変えるには教育を変えるしかない、子どもが自分達で創ろうとする世界を私たち大人がいかに信じて見守っていくか。そのために私たちはここに集まっています。カグヤの真の大ミッションはここにあります。』
これは社業の目的とも言える根幹の理念です。
会社というものは、別に商品を売っているだけではなく、サービスをしているだけではありません。会社会社にその目的が存在していて、その本質はその目的に対して何をしているのかということなのです。
私たちが信念を持ち、何を拡げているのか、何を実現したいのかは理念に由るのです。
その理由を明確にして、信じたものを行じていくとき、それを共に実現する方々が顕現してくるように思います。自分が大切な岐路に立つとき、覚悟を決める時、それは理念に立ちかえる時であろうと私は思います。
自分が何にいのちを懸けているのか、全身全霊を尽くすのかは、その使命の用いどころ、また心構え、その覚悟にあるように思います。文章に書くのは簡単ではありますが、読んで理解するのも容易ですが、事実、これを実践するということはとても難しいことです。しかしそれが志を立てるということなのです。
「立志万事の源となす」
これは吉田松陰先生の士規七則の言葉です。
使命感とは、志如何によるものですから仮初のものでも借り物でもなく、その志を自ら立てることが全てのはじまりであることを忘れてはいけません。
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松陰先生は、「計(はかりごと)いよいよ違いて、志いよいよ堅し。天の我を試むる。我また何をか憂えん」とおっしゃいました。すなわち、計画通りいかない、思い通りいかないことは、志を諦める理由にはならない。それどころか、だからこそ、初心を思い出し、志を固め直してより強くなる。天が与えた試練だから、悩むことはないということです。うまくいかないときこそ、志を固め直すという生き方を貫きたいと思います。
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物の売り買い以上に尊い経験をさせて頂き、行く前は不安がありましたが終えてみると行ってよかったと感じています。頂いた機会に感謝し、次は本当の意味でお役に立てるよう経験を積み問題を解決する力を身に付けられるよう精進していきたいと思います。
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曲げれないものがあると言うのが一家であり、拠り所だと感じます。現場に出ると他力が入るのも拠り所のお陰です。来年はもっと大切に、もっとハードに拠り所を磨いて行きたいと思います。
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子の親になれば親からの深い愛情を改めて感じ、先人の生き方を知れば祖先から連綿と続く血の繋がりを感じ、祖父母両親に恥じない生き方をすると決意しました。子ども達やこれからの世の中に何を遺していけるのか。その思いがあるからこそ今の自分があり、どのような状況になろうとも立ち向かう勇気が湧いてくるのだと思います。良き仲間を見習い、感謝の心を忘れず、志気を高めていきたいと思います。