一般的に人はバランスを保とうとして両立しようとしますが、両立はできないものです。
これは両立というのは、両方を上手くやろうとすることですがそれは自分を真ん中に置いて右か左かとやっているうちにどっちつかずになることがほとんどです。
以前、師より「両立はない、優先順位があるだけだ」という話をお聴きしたことがありました。
これは両立の本質であり、全てを立てたいのならば優先順位を決めなさいと言う意味でしょう。つまりはもっとも大切なもののために丹誠を籠めて取り組むということです。
よく私は自他一体という話をしますが、これは自他一体に近づけようという意味ではなくそもそも自他一体ということです。自分の身辺に起きる全ての出来事が、自分の目的に関係しているということであり、その全てに全身全霊を懸けるということです。
すると、分けないという考え方になっています。
つまり分けないというのは、自分のモノサシで分けるのではなく戴いた全てのご縁を大切に本懐にために活かすという考え方です。言い換えれば、何が仕事で何がプライベートかという違いがないところに居るという実感です。
これを働き方と生き方の一致とも言い、自分の人生に嘘偽りがないところで正対しているということになると思います。
そのためには、決心していく必要があります。人は考えてしまうのは、決めていないからです。考えないのは決めているからです。つまりは迷いというのは決心していないところから発生してくるものであり、決心していれば迷うことがないということです。
丹誠を籠めて真心で生きれば、自ずから天にお任せという境地になるように思います。
それは自分の中の正直が働きますからそうなるのでしょう。
正直であれば、無理をしないで素直でいますから来ているものを我で選ばないのです。来ているものをひとつひとつ受け取り、それを真心で盡していくことで道が常に開いている実感を得られるようにも思います。
危機感というものも問題意識というものも、常に自分を保身するところでやろうとしても育たないのかもしれません。自分がもっとも遣りたいことや、自分自身の生き方を守りたいと願うことで、流されないと決めるのもまた使命に生きることを優先しているからかもしれません。
人は自分の使命感、つまり自分の命を何に懸けるのかで生き方を決めるように思います。
全てのご縁、全ての出来事を感謝に換えて実践を味わい楽しんでいきたいと思います。
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来ているものを受け取る時の姿勢に心が現れることを感じ、受け取ると考えるようになっては何て自分はおこがましいのだろうと思います。今は頂いている機会に一生懸命になるそれしかないことを感じ、次から次へと頂いている機会をどうにかしなければと思います。頂いている機会だけでなく、支えて頂いている機会へも感謝を忘れずにいたいと思います。【○】
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「生き方」が決まらないと、あらゆる選択で迷います。そして、迷いながらの選択には、不安が付きまといます。結局、何も決めないままがんばってしまうことになりますが、この「決めずにがんばる」という生き方は、不安から解放されることがなく、どこまで行ってもほんとうに不毛です。迷いや不安が生じたときには、「決心」の甘さを修正していきたいと思います。
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決心というものは出来たと思っても実は出来ていないことの多い難しいものだと感じます。簡単には出来ないものだからこそ環境・状況の力を借りて自分を追い込むというような修行の積み重ねも時に必要なのだと思います。何故その生き方を選んだのか、その初心に常に立ち返り決心を強めていきたいと思います。
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いま、家族や親、兄弟を見回すと沢山の問題がうり、自分自身が仕事に没頭して受け取るものを拒んでいるものがあるのではないかと感じます。
拒んだ分だけ腰に乗っかったのでは、、笑。
これはまさに、意識を変えて自分らしさを発揮するチャンスだと感じます。
やり切りに条件を排除し、歩みたいと思います。