子ども心の八つ目には、「はい」と素直に言える正直な心がある。
子どもは、自分の知識からではなく自然に命あるものを観て正直の心を持っている。
例えば、嘘が一切つけなかったり、思っていることをそのままに口に出したり、隠し事ができなかったり、表裏などもなくそのままに物事の本質を見抜いていたりする。
そしてこの「はい」には、自然が大きく命をあわせている中ですべての存在がありのまま正直であるという気持ちを同時に感じきっているのである。
子どもにとっての自然とは、嘘偽りのない心であるがままの現実をそのままに感受する素直な感性そのものなのである。
理由や理屈などはなく、ただただこの自然の姿を心で捉えている感性が生きているのである。
この命が響き合う世界で、それぞれが自分の命に正直に生きようとしている。それがどんなものであろうが平等に存在しているものをそのままに認めている心があるのである。
この「はい」と素直に思える心は、子ども心のことである。
いつも自分が嘘偽りない自分の心の素のまま真っ直ぐにいることが命のままでいることを真心で受け取っているのである。
次第に大人になるとそうではなく、表面上でうまく誤魔化すことを覚え、周囲を気にしてあわせていき自分の心を隠そうとするようになってしまう。
子どもはそうではなく、自分の心の一部としてあるがままに自然を感じているから自然に「はい」と純粋な心で正直の言霊を発しているのである。
これを子ども心の八つ目として書いておきたい。
今回は、子ども心を八回に分けて書いてまとめてみた。
子どもはなぜ無限の可能性を秘めているのか。
子どもはなぜこんなに愛らしいのか。
私にとっての子ども心とは素直正直な心、純粋無垢な心、宇宙本源の心を感じることができる唯一無二の場所である。
これからも子ども心を大切にしていきたいと思います。
コメント
正直に「はい」と言えるのは、言った相手の事を信じていることと自分自身の「はい」の言葉に自信を持っているからだと思います。自分の中で意味を解釈するのではなく、言った言葉通りに理解することだと思います。素直な子ども心に対して教えるのではなく、どうして、何でと問いかけ好奇心を掻き立てるような言葉かけが必要だと思います。素直な心を絶やさないためにも、本当のことを伝えること、自分自身の言動に嘘偽りのない自分でありたいと思います。