人は人と一緒に仕事をしますが、その際に自分が遣りたい仕事をやるためのその本来の動機というものが一緒に働く人たちにとても大きな影響を与えているように思います。
その仕事のプロセスにおいて、雑でスピードが速いからいいのではなく、遅くても緻密で丁寧であればいいのではなく、その動機が一体どうなっているのかということを確かめるということはあまり議論されていないように思います。
そもそも仕事は本来、誰かのためにやることですから思いやりで行われるものです。誰もが何らかの役に立ちたいという動機があって、仕事に意味を持ち取り組む人にはどんな仕事にも誰かが関わっていることを知っています。しかし仕事が慣れてきたり没頭しすぎると周りが見えなくなってしまっていたりします。そうなると思いやりに欠けて周りとの軋轢をおこしてしまいます。そんな時はそもそも何のために仕事をするのかということを忘れないでいることのように思います。
初心を忘れず、どの仕事をやっている最中であっても決して何のためかを忘れない、つまり常に何のためかを心や腹の丹田に据え置き、その志や真心を維持しながら実践するとき、はじめて自他を倖せにするような速くて丁寧といった両輪が具有するような一流の仕事になるように思います。
そう考えてみると仕事の質というものは、その心構えに由るということなのでしょう。そして仕事の質を左右する責任とは、自分が何のためにそれをやるのかを知り、その意味を決して忘れていないで進めているときに周りにも伝わるものです。
片時も忘れずにどんなときにも自己内省を怠らず、無責任な仕事とは何か、私心でやっている仕事とは何か、我儘になっている仕事とは何か、と省みる実践。つまり克己復礼、そしてこの礼は禮ですから、仕事の真の豊かさもまたそこにあるということです。
周りの評価を気にしたり他人を変えようとばかりせず、常日頃自分自身が果たして自分に打ち克っているかを省みて自己中心的な自己満足に陥らないように私心と向き合い、みんなを慮って思いやりを忘れない実践を積み重ねていきたいと思います。
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今回始めるミマモリストブログも、何のために始めるのか。沖縄の先生から大切な事を教えていただきました。どうなっていくか、結果は分かりませんが、姿勢は決まりました。こうやって日々、たくさんの皆様からの見守り、お陰様で自分は育てて頂いていることに感謝して歩みたいと思います。
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出張に出ていると日頃よりも思いやりについて感じるところがあります。仲間の行動で感じるところがあり、では自分はどうだろうかと感じ入ってしまします。カグヤの顔としてこれでいいのだろうかと思うことはたくさんありますが、臨む姿勢は目の前のことを精一杯尽くしていきたいと思います。【●】
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「克己復禮」ということが、すべての原点であり、どれだけ、その修行が進んでいるかが「仕事の質」を決めるのでしょう。また、「人間関係」のあり方にも、その程度が現れるようです。自分自身が、日々の仕事において、どれくらいの思いやりを発揮できているか?!どれくらいの調和心で人と接することができているか?!それを振り返ることにより、自分の修行程度を自覚し、日々、克己の工夫を重ねていきたいと思います。
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そもそもの仕事に取り組む姿勢、そして日々の生き方を変えていかなければならないことを今回の出張から感じました。自分を自分のものと思えば、甘くも厳しくも無理も幾らでも出来てしまいます。一つずつ気づいたことから実際に試して改善していきたいと思います。