先日、新潟にある「点塾」にて理念研修をしていただく御縁をいただきました。この点塾は、清水代表によると共同創始者である藤坂さんという方と一緒に「輝く点になろう、点をつくろう」それを点塾の理念の原点に据えて開いたリーダー育成の塾です。
「点」という字には深いこだわりがあり、すべては点からはじまる、そして点があるから線もでき面にもなる、その点が何よりも大切だということを教えてくださいました。
真っ新な紙に、点が入る姿を創造しましたがとてもワクワクする塾の名前だと改めてその哲学と思想の深淵に触れて理念に感動しました。
ここでは「教えない教育」を柱に、様々なワークショップやアクティビティ、その他の研修が行われます。これは私たちの実践する、「見守る保育」と通じていて、和の心と繋がっているように感じ終始居心地のよい場の中で、沢山の新たな気づきや発見をいただきました。
特に印象に遺ったのは、「和のファシリテーション」です。私たちはファシリテーターを「聴福人」と定義していますが、ここでは和のファシリテーションとはどのようなものかを再実感することができました。
日本の伝統文化のエッセンスを盛り込まれたり、さらに自然を上手く活用し、あるものを活かしながらそれぞれの表現を通して顕れたその人らしさを存分に楽しめ味わえる仕組みになっていました。
点が光るということがどういうことか、全体のシナリオを通じて清水代表の持つ人生観や生き方も感じられ、一人ひとりが輝く経営、リーダーシップはどういうものかということを再確認できました。
同じ理念を持つ方々との合同研修は大変有難く、御互いに貴重な気づきを交換できて学びが深まるだけではなく学びが高まっていく実感がありました。巡り合わせの仕合わせを実感しつつ、同じ志、同じ義憤を持つからこそ、道の大義を盡していくぞと心を新たに覚悟が深まる有難いお時間になったように思います。
生きる力はそれぞれの点の中に具わっている。しかしそれを活かすかどうかは、その人の生活の仕方、つまりは生き方の中にあるともいえます。教えられ詰め込まれた教育の中で減退した自然の本能をどう呼び覚まし、これからの激動期を乗り越える力を引き出していくか、子どもの可能性を信じて次世代が次の世の中で如何にいのちを輝かせていきていくことができるか。これはかの吉田松陰の松下村塾でも同じ理念下で塾生を育成し挑戦してきたことです。
この世に教育があるのは、いのちを輝かせていくチカラ添えを与えるためです。子ども達が光り輝く点になり、あの星々のように夜空に瞬き煌き美しく流れていくように私たちも引き続き理念の実践を強く発揮していきたいと思いました。
ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。
=個々をどう輝かせるか、それが点塾
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「見守る保育」の本を読まれ構成されたプログラムであったことを知り、それまでの気付きに増して驚きを感じました。場所を用いてあるものを活かし、場を作り、それを創作ということに後から気付きました。そして、気付きの中から学びが生まれ、気付きを共有する有り難さを再認識しました。新たに気付き頂いた問いを次回お会いするまでに実践をして深めていきたいと思います。ありがとうございました。
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「点」は、場所があって大きさがないと言われますが、二点を結ぶと「線」になり、三点と結ぶと「面」になり、四点を結ぶと「結界」にもなり、たくさんの点を結ぶと、「どんな形」にもなります。また、「点火」というように、「火を点(とも)す」ということからは、「原点」であり、「感化・影響」であり、「広がり」をも意味します。満天の星を繋いで星座を見るように、誰と誰が影響し合い、何と何が繋がってどんな未来を創るか。個々の点はその繋がれ方で、それぞれの輝きも変わってくるのではないでしょうか。
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「行動する、考える、行動する」研修の始めに目にしたこの言葉。目的を告げられずまずは体験することを実際に自分が体感してみると、動き出したのは頭ではなく寧ろ感覚の方でした。研修後に残ったのは体にジワリと残るこの『感覚』というもの。言葉では上手く表現できないこの感覚の積み重ねこそが本来の学びであり、子どもはもともと遊びの中でこのようなものを自然と得ることが出来ていたのかもしれず、習得と体得の違いはこのようなものなのではないかと感じられました。主体性や好奇心はもともと具わっているものだと思っていましたが、本当はこれらもまた体得していくものなのかもしれません。知識では個性は発揮されず、感覚は皆違うからこその個性なのだとも感じました。まず体(心)が反応する、そのような学びを自らが積み重ねていきたいと思います。
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子ども心で生きることの意味は、真剣、本質、心のままに。自分の使命を深める方々にお会いすると、また1つ、勇気を頂けるように感じます。実践するのも、生き方を決めるのも、挑戦するのも全ては自分次第ですが、頂いた勇気で歩んで行きたいと思います。