人は新しい自分を刷新していくことで、自分らしさというものを発見し発掘していくように思います。新しい自分に出会えることは仕合せなことであり、それは自分自身がその時々で役割に気づき役割を生き切るということに出会えているということです。
人はなぜ新しい自分に出会えないのか、それは過去のままでいるからです。かつて自分が自分らしくいた自分のことを自分らしい自分だと思い込み、無意識に自分が役割を持っていた頃の自分に執着してしまうからです。自分が望んでいた自分になることは確かに幸福感を感じられますが、時処位が変われば役割もまた変化していくものです。
それではどうすれば自分らしさをずっと発掘できるかということです。
それは常にお役立ちできる自分に出会い続けることであろうと思います。新しい今の自分を肯定でき、新しい自分でいることに精進していくことだと思います。昔の自分のできることに終始するよりも、自分が周りにお役立ちできることを増やして高めていくことで今の自分が自分らしくいることに気づけます。
畢竟、自分らしさというものは自分の思い通りになることではなく周りの中で自分の役割を発揮できているということです。一つの目的に向かって、自分を遣りきって今を生き切り、必死で精進してくことで新しい自分に出会うこと、それが自分らしさの刷新だからです。
物事は全て必然だと信じられるかどうかがまず受け容れる第一歩であろうと思います。この世に意味のないものは存在せず、今の自分の運命が今起きているようになっているのはそこには確かな必然性が存在します。
こんなはずではないと否定から入る前に、全てを一度丸ごと受け容れて「これでいいのだ」とその中で、最善を盡そう、人事を盡そう、自分のできることで精いっぱいお役に立っていこうと心を定めて覚悟を決めればそこから新しい自分に刷新していけるように思います。
昔の自分よりも今の自分を好きになるには、今の自分が周りの御役に立つ努力や精進を以前の自分に負けないくらい実践していてはじめて好きになれるものです。自分を好きで居続ける努力とは、常に一生懸命の今の自分で役立てる全てを出し切ることです。
主体性も自立も、自分らしさに関係します。自分らしくいられるというのは、遣りきったか、出し切ったか、生き切ったかの確認です。日々は新しいことに満ちていますから、日々新たに日々新たな役割を実践していきたいと思います。
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頂いている機会ごとに新しい自分の一面を知り、発見することに喜びを感じます。それは出来なかったことができるようになること以上に、信頼関係を築きそこに成長という実感を感じるからかもしれません。いつも頂いていることを忘れず、新たな発見を楽しんでいきたいと思います。
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「自己実現」には、二つの道があると言われます。ひとつは、「自分の希望を基にするもの」であり、もうひとつは「社会の期待を基にするもの」です。前者は、「自分の世界観」の中で、「自分の欲」から始まっており、一歩間違うと、小さく偏った「自我実現」になってしまいます。一方、後者は、「御縁に活かされて、新しい自己がその都度引き出される」という「自他実現」に繋がっていきます。「新しい自分」に出逢うには、「自己という輪郭」を打ち破ることに挑戦する生き方が必要なのかもしれません。
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気がつくと物事、出来事を聴福していない自分に気付いては、勿体無い、申し訳ないと思うと同時に、今が丁度、聴福になっていくタイミングなのだと感じます。お客様や子どもと限らない、聴福の生き方に飛び込んで行きたいと思います。
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昨日も一日の中のあらゆるところに、気づきのポイントが散りばめられていたことを感じます。あるクルーの話も今の自分にとってとても有難い学びや励ましであったことを思うと、役割とは不思議なもので自分の思ったようなものでなくても、それが周囲には最善であるのかもしれません。自分勝手に役割を決めず、出し切る中で気づいていきたいと思います。