人間には気力と体力というものがあります。この2つの力をもって活発的に活動しているのが人間だとも言えます。この気力と体力はどのような定義になっているのか、少し深めてみます。
まず気力とは辞書には「物事をなしとげようとする精神の力。また、元気。精力。困難や障害に負けずに物事をやり通す強い精神力。気持ちの張り。気合。」とあります。そして体力とは「ある仕事が行えるか否か、または病気に耐えるか否かという、身体の強さ。労働や運動に耐える身体の力。また、病気に対する抵抗力。」とあります。
気は気持ちの部分が強いのに対し、体は行動する部分が強いように思います。この2つがバランスよく働くとき、気力体力が充実して物事は成就していくように思います。私の場合は気力が強い方でそれに体力が着いてくる感じですが、体力がなくなってくるとどうしても気力が回復しなくなってきます。体力が気力を支えますから体調を崩し病気になるとどうしても気力が減退します。
こういう時は、体力の回復を優先しまた気力が充実してくるのを待つしかありません。体力の維持のためには、規則正しい生活や、規則正しい食事、適度な運動があります。日頃から下支えしてくださっている体力に対してどれだけ感謝し配慮していくかが体力維持には大切なことです。
病気になってしまったなら、静かに体力の回復に努めることです。体力が回復することで病気も平癒します。子ども達の為にも、日常の生活を観直していきたいと思います。
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やる気があっても空回りすると悪い方が表に現れます。本当はこうしたい、もっとああしたいというのは思い通りにいかせようとすると、かえって動きを鈍くさせることもあるのだと感じます。自分が思っている以上のことが他にきっとあることを忘れず、ないものよりも今あるもの大事に感謝の気持ちで物事を見られる自分でありたいと思います。
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「健体(康心)」のための七訓として、「内気、精気、血気、臓気、肝気、胃気、心気を養え」(摂生の七養)とあります。体内の臓器には、それぞれ固有の意識があると聞いたことがありますが、一つひとつの器官にも、体力と気力に相当するものがあり、それらが協力し合い、一体となって、身体全体を支えてくれているのではないでしょうか。今世の人生のために預かり使わせてもらっているこの身体の部分部分への配慮が足りていないかもしれません。
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今までは気力さえあれば体は勝手に応えてくれると思って無理をすることも多かったですが、いつもベストな状態でいられるように体の方を整えていくことの方を意識していく必要があるのだと、最近徐々に考え方が変わってきました。ある意味ではそれは年相応で、生き方を変えていくのは自然なことなのかもしれません。目的のために常に変わっていける自分でありたいと思います。
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身体は常にバランスを整えようとしてくれますが、気が早い時や心が暗い時ですらも、身体はサインを出してくれていると昨日感じました。全部どれも大丈夫だよ、と身体も自然もバランスを整えようとしてくれるからこそ、逆らわずその風に乗って行きたいと思います。